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11月14・15日|「松本直子のコダワリ住宅展」@ 家具蔵

「松本直子のコダワリ住宅展」@家具蔵_151114-15

 

《 家族の和む住まいづくり 》

 

「松本直子のコダワリ住宅展」@家具蔵_151114-15心地よい光と風、五感に気持ち良い自然の素材、楽に気持ちを開放して暮らすプランニングや工夫の数々、長年住まうに見合う懐深さと美しさ・・・
そんなことを考えながら住宅設計をしています。

 

家づくりは一歩一歩。
土地の環境を読み解きつつ、ご家族の暮らし方や感性、将来の予想など様々な状況を想像し、徐々にイメージを共有頂きながらつくりあげていきます。
そのお住まいと共に日々そして四季折々、心地良く豊かな暮らしを愉しんで頂ければ本望です。

 

本個展にて、建築家/松本直子がこれまで多くの建て主さんとこだわりつくってきた住宅を、写真、図面、模型や素材そのもの等でご紹介します。

 

2日間共に松本直子は待機しておりますので、個別相談も可能です。
建築家との住まいづくりに興味ある方も是非お立ち寄りください。

 

■ 会   場 :「ハウススタジオKAGURA」
         東京都港区南青山5-9-5(東京メトロ「表参道駅」B1出口徒歩1分)≫ map
■ 日   時 : 11月14日(土)・15日(日) 11:00 ~ 18:00
■ 参 加 費 : 住宅展、家づくり相談共に無料
■ 担当建築家松本 直子/松本直子建築設計事務所  


個別相談をご希望の方は、下記お申込みフォームよりお名前・連絡先(住所・電話番号)・参加人数・希望時間を添えてお申込みください。
事前申込みがない場合でも当日お気軽にご相談ください。

9月19日|家づくりカフェ @ 市ヶ谷ギャラリー

家づくりカフェテーマ

「二軒目の住まいづくり ~終の棲家~」

家づくりカフェ_二軒目の住まいづくり ~終の棲家_松本

 

子育て後やご退職後、ご夫婦やご家族でライフスタイルが大きく変化し、今一度住まいを見直す時期が来ます。
慌ただしかった暮らしの中でも、例えば気に入っていた場所がある一方で、全く使わなかった(使えなかった)場所もあり、「一般的」と「自身」の生活習慣との相違などが把握でき、生活スタイルが確立されています。
一方で時代の変化と共に住空間は本当に開放的に、またインテリアも洗練されてきました。
新建材でなく自然の素材で五感に気持ち良く豊かに暮らす選択肢も非常に身近になったと思います。
次の時間こそはご自身やご夫婦、ご家族個々人の気ままなスタイルにあった住まい、暮らしを愉しめ、楽でいられる空間をとお考えのことと思います。
維持が楽であることや、万が一体調を崩した際にも安心して在宅できる対応力も必須です。
そんな自分の時間を愉しむための終の棲家を新築、改修含め、何軒かご紹介致します。
皆様決して大きすぎる空間は望まれません。
コンパクトで(掃除が楽で)収納力があり、動線がスムーズ、自然を慈しみ・・・何より自分の時間を愉しむ住まいです。
ちなみに私自身も将来そんな時間と機会がきたらと夢見ています(笑)。
是非お越し頂ければと思います。

 

住まいの無料相談もお受けします。お気軽にご相談ください。

 

 

家づくりカフェ@家づくりギャラリー OPEN!
土曜日の午後のひととき美味しいスィーツでお茶をしながら、建築家と家づくりについて深く楽しく学んでみませんか?
いざ家を建てようと思い立っても、巷にはいろんな情報が溢れ何が良いのか迷ってしまいませんか。
カフェでは、建築家が毎回テーマを設け、家づくりについて建て主さんと雑談形式で考えていきます。
建築家と気軽に話せる場であり、おなじ目的を持った建て主さんどうしの情報交換の場でもあります。
“家づくりカフェ”はこれから家を建てようとする人のための少人数制連続プログラムです。
1回だけでも、いつからでも参加OKです。是非ご参加ください。

■店 主 : 松本 直子 /松本直子建築設計事務所
■日 時 : 2015年9月19日(土) 15:00~16:30
■会 場 : 家づくりの会ギャラリー
      東京都千代田区三番町20-2 三番町パークライフ104号
      >>null   
■参加費 : 500円/お一人様(お茶とお菓子付き)
■定 員 : 10名様(要予約・先着順)
■申込先 : NPO法人家づくりの会

松が崎の住まい

撮影:小川 重雄

松が崎の住まい-外観_松本

南道路から玄関までの造園アプローチ。


設計段階では息子さんから近代の名作住宅建築や好みの空間について写真や映画のシーンからお話し頂き、建築専門でない方からの感想など伺う事ができ、視野の広がる時間を共有させて頂きました。
一方で私が個人的に好んで用いているオニグルミの原木(床材に使用しています)やその製材風景を見に、遠路南会津の材木店までご家族とご一緒頂きました。
松が崎の住まい-室内_松本

1階リビング。柔らかい光が障子越しに差し込む。

何十本と積まれた一〇〇年生の原木が、住まいの大切な一部として床材になるまでの一プロセスに興味を持って頂いたことは、自然の素材に感謝しつつ、「消費する」のではなく「ものと付き合う(愛着を持つ)」関係を築きたいと思う私自身にとっては大変嬉しく、またお気持ちに感謝した機会でもありました。

 

敷地は南道路、北側に小さな林の見える豊かな周辺環境を暮らしに享受したく、結果LDKは南北両方に開放したプランニングとなりました。
プライバシーを意識し高めの塀に囲まれた南庭、2階インナーテラスを介した吹抜からは朝陽がダイニングに差し込み、住まいを南北にぬける心地よい風が通ります。
回遊動線や立体的な連続感からは住まいの一体感を得て、実質以上の広がりを得られていると思います。
そのほか、障子や鍛鉄の薪ストーブ、空間に繊細さを加える格子戸、漆喰や土壁、四種の広葉樹の板、力強い赤松の梁・・・etcなど用いて『自然を享受し、楽に楽しく自然体で暮らす住まい』を試みています。
竣工間際には雑木林と少々茶庭なども連想させる玄関への造園アプローチができ、最後に建主さんこだわりの家具が入った際は、住宅が生き生きと感じられた瞬間でした。
お引越後も、何かと口実をつくってはお邪魔させて頂いておりますが(笑)、年月を経ると共に徐々に味わいを増し、より豊かな暮らしを育む住宅になってほしいと願っています。

 

建築DATA

1階床面積 : 63.28㎡(19.14坪)          〈家族構成〉
2階床面積 : 55.53㎡(16.80坪)            母+息子
延べ床面積 : 118.81㎡(35.94坪)     
構   造 : 木造2階建て

[家づくりニュース2015年3月号掲載]

原木を見に行く ~南会津~

原木を見に行く ~南会津~_01

乾燥中の様々な木材

12〜13年来お付き合い頂いている南会津の材木店、オグラさんに今年も建て主さんご家族と出かけてきました。
目的は様々な樹を見つつ、新居に使うオニグルミの床材を丸太(原木)の状態からご覧頂き、製材し床材になっていく一過程を見学して頂くことです。

原木を見に行く〜南会津〜-02

オニグルミの原木、30坪の床材をつくるのに40〜50本使う

設計の打合せを進める中で、建て主さんは数ある選択肢の中から
 ① 国産材であること
 ② 木目や色味が優しい印象、
   柔らかい触感であること
 ③ 幅広、適度に長尺であること
  (広葉樹が広葉樹らしく見える)
をキーワードにこのオニグルミを選ばれました。
原木を見に行く〜南会津〜-03

製材開始(左上)⇒徐々に木目が見えてくる(左下)
床材は赤味の部分だけが使われる(右)

この材は安定的な大量供給が難しい樹種であることから、流通品カタログではあまり見かけず、あっても巾狭でオニグルミらしさが表出されていないことが多い材です。
ただ私的には、その色艶(経年変化と共に飴色を増し独特の艶が出ます)や素朴な木目が色気ともとれるような(先日某家具屋さん店長は母性の塊のような木だと話されていました)材であることに長年魅力を感じ続けています。

原木を見に行く〜南会津〜-04

厚み18mmで仕上げるために乾燥前は24mmで製材する

このオニグルミの床材、最近は原木の多くが岩手から仕入れられ、巾150mmと105mmの2種類、厚み18mm、900~1800mm乱尺がオグラさんでつくる松本事務所ver.です。
多くの人の手を介して「つくる」家づくりのほんの一部分、とはいえ愛着湧く住まいづくりのある一家族の一場面です。

[家づくりニュース2013年9月号掲載]

松本 直子 (» プロフィール)

◇◇ 住まう現実 ◇◇

   機能、コスト、日照、通風、断熱・・・言い尽くせないほどの現実的問題。
   次には気張りすぎず軽すぎず、何十年住んでも飽きのこない住まい。
   数々の現実の問題を解決した先に、ご家族の目指す素晴らしい住まいが見えてくると思います。

《舘谷の住まい》
あきる野の山並みの風景に馴染む焼杉板貼の住まいです。木や土、石、紙等々を多く用いながらも質感が出過ぎずすっきりと暮らせるようディテールにもこだわりました。

ブログ「いっぽいっぽ」はこちら

住まいと緑

 先日、京町家「秦家(江戸時代末期におきた戦乱による大火で焼失後、明治2年に再建された商家)」を見学する機会に恵まれました。通り庭から玄関土間に入り、一間半四方の明るくも控えめな中庭を見つつ、座敷の奥は築山と堀蹲(つくばい)を用いた高低差による立体感が見事な奥庭があって、二つの庭に挟まれて座敷では心地よい風がすーっと通りぬけていきました。町家の周囲はいまや高層マンションが立ち並んでいるというのに、この静寂さ、気候風土ならではの独特の居心地良さはこの素晴らしい庭あってのものと、改めて日本の庭の素晴らしさを堪能してきました。
 5月末、東中野で昨年お引渡した住宅の撮影をさせて頂きました。お引渡しの頃は冬だったこともあり生垣のトキワマンサクもまだ新入り顔。植木畑で一目惚れしたホンシャラも新芽がまだで春心待ちの心境でした。敷地半分を将来のために残しての新築計画だったため、残した敷地半分の庭と玄関土間前に配した坪庭は、現場中に建て主さんが造園屋さんの仕事に惚れこまれたのをきっかけにお引越後徐々に手を入れられて、時折ご主人から頂くメールで伺ってはいたものの、5月にお住まいに伺った頃には、新緑と共に家の佇まいも生命感溢れる印象、見違える思いでワクワクしてしまいました。それも単に綺麗に庭をつくったという形ではなく、気張らない雑木の庭の中にあって、坪庭の白砂利には建て主さん自身が発掘したアンモナイトの化石が埋まっていたり、庭には小鳥の餌台、もともと敷地内にあった玉石を飛び石へ再利用、庭に茶室はまだ設計していませんが(!)留石まで配されています。加えて濡れ縁には番犬ならぬ番犀(さい)の置物などお目見えして、建て主さんの好みのものがさりげなく楽しげに取り込まれている様子、そのお話など伺うだけでも何時間も話が弾んでしまいそうな楽しい撮影の時間となりました。
photo:住まいと緑
番犀(さい)と共に庭を愉しむ濡れ縁からリビングダイニングをのぞむ。

 現代人にとって庭を愉しむなどいまや贅沢な時間(私も多分にもれずそのような豊かなひと時は中々得られないのが現状ではあるものの)と羨ましく思いつつも、自然と四季を感じつつ日々暮らす器のもたらす心地よい時間の豊かさを得んと日々図面に向き合っています。
photo:住まいと緑
玄関土間から見える坪庭と2階へ上がる階段。
自転車愛好家の息子さんのため、玄関に自転車スペースを兼ねた広めの土間。

1 階 : 16.71 坪
2 階 : 14.85 坪
延べ : 31.56 坪