坂東 順子

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住宅の設計で大切にしていること
様々な条件を整理し、気持ちよく生活できて、 長く住み継げる、感性に訴える家をシンプルにつくる
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設計料について
設計料率は11%
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設計を引き受ける条件
私の設計姿勢に共感してくださる方
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設計歴
戸建・集合住宅の新築リフォーム(年2〜3件)+相談業務
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生年月日・出身地
1957年5月10日 愛媛県松山市生まれ
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性格・趣味
真面目で慎重、時として大胆
犬の散歩、ゴルフ、絵画・音楽鑑賞、和服着付
J環境計画
建築事例

住まいの佇まいを変えた駐車場(増築)
既存駐車スペースに、立派な屋根付き駐車場を新設したいというご要望があり、某ハウスメーカー築25年超の住宅の玄関脇に駐車場を新設しました。
鉄骨の柱を建て、長手スパン(6.25m)に木製梁(米松材)をかけることで、既存の駐車スペースを生かす縦列駐車を可能にしています。
屋根はガルバリウム鋼板立てひら葺きとして、天井(軒裏)には檜小幅板を張り、梁と垂木は米松材化粧表しとしました。
通りに対しては、この住宅の門構え的な印象を持たせて、個性を出しました。一方で、駐車場が過度に主張しないように、既存建物の庇や門扉・塀等との馴染みを意識した色を選択しています。
床仕上げについては、必要最小限の工事として、既存の土間コンクリートを洗浄のみとし、新規部分をモルタル洗い出し仕上げ(種石入)等にして、変化をつけました。
■ 作品名 :門構えの駐車場
■ 構造 : S+木造
■ 床面積 :5.625㎡(1.70坪)
■ 家族構成:夫婦

職住のバランスを追求した自然素材の家
新しい街にアトリエ兼用住宅を建設するにあたり、「美しい街並形成に貢献すると共に良質な環境をつくることで、近隣・地域に根ざす設計事務所(アトリエ)となること」と、「家族の住まいとして、機能のみでなく五感を大切にした心を満たす生活の場を創ること」をめざしました。
吹き抜けで一体化された四層スキップフロア(「家族の箱」と称す)、 植栽を楽しむ広がりある庭、「家族の箱」の中心であるリビングとアトリエを繋ぐ大きな木製デッキ、眺望の開けた二階バルコニー、さらに無垢の各種木材、左官、和紙の自然素材による仕上げ等が特徴です。
一つの家族のあり方を表した「家族の箱」と私の仕事場であるアトリエとは、独立しながらも大きなガラス窓を通じてつながり、職住のバランスのとれた伸びやかで気持ちのよいすまいを実現しました。
■ 作品名 :若葉台の家
■ 構造 :木造2階建 +小屋裏
■ 床面積 :127.44㎡(38.55坪)
■ 家族構成:夫婦+子ども1人

大人家族の距離感を大切にして快適に暮らす
西側前面道路に向けて、縦格子を儲け、各階に通風用の小窓を設置することで、通風とプライバシーの確保、防犯を両立しました。この長さ約6mの杉無垢材の縦格子は、住まいの顔としての役割も果たしています。
50歳代の夫婦と成人した子ども3人から成る大人家族の為の住まいでは、夫婦の高齢化に備えて、リビング、ダイニング、和室と水廻りを1階に設けました。
家の中心に中庭を配し、日当りを確保するとともに、庭と一体になる風通しの良いリビング、ダイニングを実現しています。
2階の個室は、中庭を通して、家族の気配が感じられるように大人家族の距離感を大切にしました。
今後起こりうる様々家族構成の変化、例えば二世帯化等にも柔軟に対応できるように設計しています。
■ 作品名 :竪格子の家
■ 構造 :木造2階建 +小屋裏
■ 床面積 :118.70㎡(35.90坪)
■ 家族構成:夫婦+子ども3人