RABBITSON一級建築士事務所

倉島 和弥

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  • 住宅の設計で大切にしていること

    いつでもほっとできる「なごみ空間」、顔の見える家づくりを大切にしています。また、現場と学生への教育も重視しています。

  • 設計料について

    10〜15%程度(リフォームは〜20%程度)。規模や構造によって異なりますので、お気軽におたずね下さい。

  • 設計を引き受ける条件

    ラビットソンに興味をもっていただければ、まずは相談から。

  • 設計歴

    20代後半〜60代後半の幅広い建主さんの家づくりを手掛けています。(住宅の他、ジャンルも幅広)

  • 生年月日・出身地

    1955年5月1日 栃木県西那須野生まれ

  • 性格・趣味

    カウンセラータイプ。
    うさぎものコレクター(HPでどうぞ!)ドライブ(何時間でも)や海外旅行が趣味です。生け花は龍生派。

     


    RABBITSON一級建築士事務所

建築事例


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原風景の中に故郷と新天地を持つ住まい

岩手県遠野は、日本の原風景を残しているだけでなく、カッパや座敷童、キツネや馬との恋など、言い伝えや物語に溢れた不思議なところです。
「Kappaはうす」は、そんな遠野の、長閑な田園風景の中に建ちました。

ご主人は、大阪のご出身。奥様は与論島。
お二人が四人のお子さんをもうけ、この地に骨を埋める覚悟を決めるまでにも、遠野の伝説に負けない物語があったに違いありませんが、今回は、秘密のままにしておきます。

東西にまっすぐ伸びる農道に合わせて、低い軒を長く見せるようにしました。高さを抑え、普通に、目立たず、完成した時に、ずっと前からここに建っていたような、、、。小さな盆地に外から入ってきたご家族が、自然に、人にも風景にも馴染んでしまう。そんなことを、イメージしました。

列柱縁側に面した開口部、風をぬきながら北に広がる風景を眺める小さな開口部。いつでも遠野を感じられる工夫です。

材料にも拘ってみました。
岩手県のもの:栗のフローリング、杉、県推奨の唐松集成材、エンジュ床柱
大阪のもの :池田炭 赴任していたことのある山形の紅花漉込みの襖紙
与論島(沖縄)のもの:ウコン和紙、月桃紙 注:与論島は鹿児島県です
故郷を思いながら遠野の生活に溶け込みます。

厳しい遠野の冬を快適に乗り越える事が、第一のご要望でした。
断熱性能は北海道を目指しました。気密性能もC=0.88と、基準の半分以下。自然素材の暖かみと合わせて、快適な冬が過ごせます。
夏は田んぼをかける青い風が気持ちよく抜けていきます。

五月五日の新築祝いの一週間後には、家族で畑を耕し、
家庭菜園の準備にかかっていたそうです。
新しい生活が始まります。

追記:新築にあたり、ご主人はファイナンシャルプランナー、奥様はインテリアコーディネーターの資格をそれぞれ取得。夫婦力を合わせての家づくりでした。

■ 作品名 :「そらかふぇ」埼玉県熊谷市
■ 構造  :木造
■ 床面積 :54.65㎡( 16.5坪)
■ 家族構成:オーナー


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そらかふぇ ハンディキャッパー親子も歓迎のカフェ

そらかふぇは、「あついぞ!熊谷」の熊谷スポーツ文化公園の東道路向かいにある。公園周辺は田んぼと少しの住宅地。長閑な場所だ。そして夏は暑い。
公園内には、特別養護老人ホームと保育園が有る。保育園は心身障害児童が保護者と通い集団生活への適合の訓練をすると同時に、保護者にもその訓練方法を習得してもらう施設になっている。
オーナーはそういった施設で仕事をし、定年を迎えた女性だ。

お話があったのは、もう5年以上前になる。
心身障害児童を持つ保護者が、気兼ねなく子供や他の保護者と過ごせる場所があったいいのにと考えていた。
車で来ることが出来、施設からも遠くない場所を探していた。
土地が決まる前からプランを提案し、いろいろな夢や運営方法をお話ししながら、数年が過ぎた。やっと特別養護老人ホームの前の土地を貸してもいいと言う話が浮上し、話は一気に進んだ。
13坪強の小さなかわいい小屋だ。少し閉鎖的にした。中に入ると明るく伸びやかなイメージ。
内外とも木に触れられるようにした。
触感は大事!

オーナー宅に古い蔵が有ったが、大雨でくずれてしまった。雨漏りを直していなかったのだ。そこで、急遽、古い梁や柱を「かふぇ」の内部に使うことにした。少しスケールアウトだが、天井とドア脇に使用した。

施設の子供たちや保護者だけでなく一般客も歓迎だが、ここが暖かく人を包む・繋ぐ「かふぇ」になってくれればと思う。

■ 作品名 :蘇りの家シリーズ#02「KOCOMO」
■ 構造  :木造
■ 床面積 :延床面積:94.84㎡(既存84.56㎡ 増築8.28㎡)
■ 家族構成:家族構成:ご夫婦+長男


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翡翠の家_200年の歴史を残す_

定年後、一人暮らしのお母様の元へ夫婦で戻るためのリフォームです。最新の増築部が昭和4年。200年近い歴史ある建物。最初にお話を伺った時にこの建物を活かしたいという強い思いが伝わってきました。
建設会社の方々とお邪魔した時には、お母様が「何処の誰さんね」と実家を知っていたり、地域の活動で知り合いだったりとすっかり打ち解けてしまったことが、今回の工事の成功に繋がったと思います。本来の家づくりだなぁとおもいました。
その古い家は柱が欅だったり、大きな梁や細かい細工の建具など捨てがたい宝の山でした。これを活かしきらなければ、そんな思いでした。「あるモノをそのまま活かしきる」それがコンセプト。
建具も材料も再生再利用。減築と復元、復活と延命。虫に食われたり破損箇所もありましたが、職方達は工夫と技術でカバーしてくれました。建具に貼られた九九表や柱の「0戦隼人」のシール。家族の歴史だけでなく、施主幼少時の思い出もそのまま残しました。堅い職業を勤めたS氏の賑やかな幼少期も目に浮かぶようです。
新しく付け加えたり補修した箇所は、色を合わせず白木のままにしました。新旧がわかるようにする事と、徐々に追いついていく変化を楽しめるように考えました。
床は畳レベルに合わせ、県産材の杉から作られる低温乾燥長かんな仕上の杉フロア。厚さ30mmです。ノーワックスで香りを愉しみます。
背の高いS氏には低すぎる建具と梁ですが、住み慣れたこの建物での第二の人生はきっと充実したモノになると思います。
これから50年、100年後、今回のリフォームの真価が問われます。

■ 作品名 :蘇りの家シリーズ#04「翡翠の家」
■ 床面積 :174.80㎡ ←←← before 225.66㎡
■ 家族構成:現状おかぁ様1人、三年後3人