落合 雄二

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住宅の設計で大切にしていること
居心地がよく、使い勝手にすぐれ、長持ちする、品のある家を造ること。
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設計料について
工事金額の13%
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設計を引き受ける条件
強いて言えば、私の設計した建築や考え方に共感を持たれた方。
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設計歴
U設計室を1990年に開設
戸建て住宅100件以上、集合住宅3件、店舗3件
1998年 OM地域建築賞受賞
2004年 国土交通省後援「まちなみ住宅」優秀賞 -
生年月日・出身地
1955年 東京都生まれ
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性格・趣味
おだやか、まじめ
落語を聞くこと(志の輔、昇太が好きです)サイクリング 等
U設計室
建築事例

小さくても広く感じる
そんなに大きな家ではないけれど、なぜか大きく感じる家。
初めてこの家を訪れた方は皆「広々としていい家ですね〜」と仰るそうです。
1階は全部で13坪くらいしかないと言うと驚かれるそうです。
四畳半の和室は、少し段差をつけてダイニングスペースと区切りをつけながらも
基本的にはワンルーム。庭につながるデッキテラスも部屋の延長として感じられ、部屋の中からの視線も遠くに延びるように間取りをつくっています。
実は、広く感じる工夫を設計者はこっそりしているのです。
■ 作品名 :小さくても広く感じる家
■ 構造 :木造2階建て
■ 床面積 :80.58㎡(24.37坪)
■ 家族構成:夫婦

子供の自立を促す
幼稚園から帰ってきたら自分で幼稚園鞄をかたづけて、まずは手洗いとうがいをして、部屋着に着替えてキッチンで今日のおやつをとって、ダイニングでおやつを食べる。そんなことができる幼稚園児になってほしい、との奥様の要望で子供目線で動線計画を考えた住宅です。奥様のしつけでお子さん達は礼儀正しく元気いっぱい、自分のことは自分で出来るとってもよい子に育っています。この家もその効果に少し貢献していれば、設計者としては嬉しいですね〜
■ 作品名 :子供の自立を促す家
■ 構造 :木造2階建て
■ 床面積 :106.72㎡(32.28坪)
■ 家族構成:夫婦+子供二人

子供部屋の勉強スペースをやめて、みんなで使える家族図書室をつくりました
東道路、南・西・北を隣家で囲まれた典型的な都市型住宅の敷地。陽当たりを考えると2階リビングになるのが一般的ですが、この住宅は一番気持のよい場所に家族図書室をつくりました。もともとご両親の考え方は子供室は最低限の大きさで良いとのこと。研究者の奥様も家で朝勉強するとのことなので、話し合いの結果、子供室はベッドと収納だけにして、家中の本を集めてみんなが利用できる家族図書室という考え方に至りました。お休みの日はみんなここに集まり、大きなテーブルを囲んで本を読んだり勉強したりpcを見たりとそれぞれが快適に使っているそうです。
いわばこの場所は第二リビングというわけです。
■ 作品名 :家族図書室のある家
■ 構造 :木造2階建て+ロフト
■ 床面積 :91.41㎡(27.63坪)
■ 家族構成:夫婦+子供二人