庄司寛建築設計事務所

庄司 寛

shoji
  • 住宅の設計で大切にしていること

    クライアントの土地の特徴やコンテクストを読み取り、そのポテンシャルを最大限に引き出すためのコンセプトを有するデザイン性の高い建築の設計を心がけています。

  • 設計料について

    工事費の12%を基本としてご相談させていただいております。

  • 設計を引き受ける条件

    私の作品性(デザイン性)にご共感いただける方であれば敷地の大小や建物規模・予算に関わらずご依頼に応じます。

  • 設計歴

    早稲田大学卒業。設計事務所在任中 住宅設計を中心に別荘・アトリエ・集合住宅・医院・オフィス等から海外プロジェクトまで幅広い分野の建築設計監理を責任担当。
    現事務所を設立後は、個人住宅を中心に設計活動を展開。

  • 生年月日・出身地

    1961年 東京都生まれ

  • 性格・趣味

    性格 :柔軟かつ大胆な発想力と誠実な対応でプロジェクトをまとめ上げる堅実派
    趣味 :釣り、ゴルフ、テニス等

     


    庄司寛建築設計事務所

建築事例


shoji-01

軸線と光のスリットをもつ家

敷地の地型は、ほぼ正方形。西と南にそれぞれ幅員約4mの道路を抱える角地です。周辺は、優良な住宅街でありながらも少し建て込んだ街並みが続くエリアですが、敷地東側の斜面下に広がるくぼ地越しには、対岸斜面の住宅地に点在する木々の緑が近景のアイストップとして目に入り、その先に副都心の高層ビル群を遠景として望むことができます。
○ 軸線と光のスリット
東斜面方向に広がるくぼ地“都市の谷間”と西側に展開する道路敷きのクランク空間“都市の隙間”を結ぶ形で、軸線”Axis”をプロットします。軸線によって分断された北と南のヴォリュームは各々構造的に安定しており、その塊の間にスリット状の吹抜空間”光のスリット”を創り上げます。”光のスリット”は、形態的に建築空間を分断しながらも,その矩形空間の中に階段・ホール・ブリッジを内包し,機能的には個々の居住空間を繋ぐ役割を果たしています。軸線に沿って、建築空間に穿たれ、天空を仰ぐこの”光のスリット”は,5.5mという高さを備えたそのヴォリュームいっぱいに光を溜め、両サイドに存在する竪格子の壁を通して、この住宅の隅々まで自然光による柔らかな明るさを浸透させていきます。その明るさによってもたらされる心地良い感覚は、“光のスリット”を介して、都市住宅における外部空間への開放感へと昇華されていきます。

■ 作品名 :西原の家
■ 構造  :鉄筋コンクリート地上2階建て
■ 床面積 :193.15㎡(58.43坪)
■ 家族構成:夫婦+子ども2人


shoji-02

バッファが創る豊かさをもつ家

東京 吉祥寺の駅から徒歩15分に立地する、5人の子供たちを含む9人家族のための住宅です。敷地は歪みのない長方形を呈し、整然と升目状に区画された閑静な住宅街の一画に位置していました。本計画では、その優良な矩形敷地の佇まいに呼応するような直線的で機能的な建築を提案したいと考えました。
○ バッファが創る豊かさ
敷地の外周部の南・西・北に3枚の壁を立て、その壁に囲まれたヴォリュームの中に3.5m角のCube状の断面形状を持つ矩形のBOXを浮かべます。3枚の壁と挿入された”Cube BOX ”の間に創り出される「バッファゾーン」に満ち溢れる柔らかい光や風は、地下の居室を含む住空間の隅々にまで浸透し、居心地のよい豊かな空気感をもたらしていきます。
○ ZEB化住宅への展望
本計画では、”Cube BOX ”の屋上に外観からはその存在を判別できない断面処理(ソーラーシステムの姿を隠す形状)で太陽電池パネルを搭載させることによって、太陽光パネルを敷設したプロトタイプ住宅としての意匠性を追求するとともに、将来的な完全ZEB(Zero Emission Building)化の実現も視野に入れています。

■ 作品名 :吉祥寺南町の家
■ 構造  :鉄筋コンクリート地下1階地上2階建て
■ 床面積 :163.95㎡(49.59坪)
■ 家族構成:母親+夫婦+子ども5人


shojiš-03

ズラシと余白をもつ家

敷地は、広大な利根川水系の自然が広がる茨城県守谷市にあります。計画地は新興住宅地の続く漠とした街並みの一画にありました。敷地は東側に幅6mの道路を抱え、地型はほぼ正方形に近い形状です。本計画では、この悠揚な環境の中にあって、住宅としておおらかなスケール感を持った建築を提案したいと考えました。
〇 ズラシと余白
ここでは、2階の空間ヴォリュームを、1階の軸線に対し、真南に正対する角度まで少し振る…すなわち空間ヴォリュームのズラシを行います。このズラシの空間操作により生まれた余白を住宅における吹抜空間として具象化させ、北側と西側から打放しコンクリートの傾斜壁で包み込みます。壁は、自らの持つその閉鎖性を以って、吹抜における空間ポテンシャルを凝縮させ、その反動によって開放性への指向をクローズアップさせます。この開放への指向性は、前庭や屋上への開口部という形態で可視化されることにより具現となり、吹抜空間に柔らかな光の溜りを創造します。この吹抜自らが持つ圧倒的な高さや空間ヴォリュームを背景に、住宅における静寂な居心地の良さを創り上げたいと考えたのです。
この住宅における温熱環境上の快適性と省エネルギー性は、RC外断熱工法と複層ガラスを纏った開口部によって確保されています。また吹抜によって煙突状に繋がる空間には4層を貫く空気循環システムを採用し、温熱環境上の偏りを抑制することに成功しています。

■ 作品名 :守谷の家
■ 構造  :鉄筋コンクリート地下1階地上2階建て
■ 床面積 :150.29㎡(45.46坪)
■ 家族構成:夫婦+子ども2人