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地域で「そなえる」

「避難地形時間地図」(通称:逃げ地図)
                        http://www.nigechizuproject.com「避難地形時間地図」(通称:逃げ地図)講師のレクチャー中、住民達は眠そうにしていたのに、ワークショップで「逃げ地図」を作り始めるとワイワイガヤガヤ、「その道は繋がっていないから駄目!」と長老達が大活躍。

2011年3月11日の鎌倉は、電気が消えて信号も止まり、バイクで駅まで様子を見に行くと、まだ警察官の誘導もなく地元の商店主たちが交通整理を始めたところ。電車は止まり多くの観光客が取り残され、そのうち海岸の海面がどんどん引いて大きく砂浜が現れ、津波は海沿いの国道134号線のすぐ下まで押し寄せて来ました。
夕方になるといくつかのお寺では山門を閉めたそうで、観光客は鎌倉の街を彷徨うことになりました。その後、鎌倉市の職員が観光地を巡って避難所に誘導、電車が動くまで非難させたと聞きました。

僕が住む材木座地域は低いところで海抜2mほど、それに対して想定の津波は15m。
鎌倉は海と山に囲まれ、地域で海抜も違います。観光客も海水浴からハイキングまでさまざま場所で地震に遭遇することになり、避難しなくてはなりません。

8月から地元の設計仲間たちと連続シンポジウムを開いています。
地域の避難、まちの再興のための準備、市民と観光客を安全に誘導する都市計画の3つを柱に、各専門家のレクチャーと市民参加のワークショップを開いていきます。
結論ありきのシンポジウムではなく、市民が考えた意見と成果を「市民シンポジウム」で発表するもの。
名付けて「そなえる鎌倉」。