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森の貯金箱事業

滑り台

滑り台

釜石バス停

釜石バス停

山田町集会場

山田町集会場

森林組合事務所

森林組合事務所

子供たちが楽しそうに遊んでいる、滑り台ジャンプ、屋根付のバス停ベンチ、仮設団地の集会場、森林組合事務所、これらの製作や建築は皆、同じ工法で作られています。
今釜石の森林組合と県の連合会とで、二酸化炭素の吸収固定と延長を図るお手伝いをしています。
建築市場に出せないとされた木材も、その成長に要した期間以上に活用する事業です。

今、1ヘクタールの森林整備で、杉の丸太材が約90㎥産出されます。その半分は建築用市場に行き、22.5㎥程の板や柱になり、半分は節、変色、飛び腐れ等の理由で合板工場にいくそうです。
その合板工場も、岩手では震災で流され、ひとつは廃業し、もう一つの工場も3割操業になり、丸太の引き取り手がなくなってしまいました。石川県や静岡県の工場に持ち込んでいるとのことです。
それで何とか合板工場分の丸太も建築に活用しようと、柱角の木材を連結して壁パネルとし、通常工法の3〜4倍の木材量を使用し、かつそれを二度三度と繰り返し使用できる、FSB工法(forest stock in building)を考え、被災地の再建住宅もそれで作ることにしました。

関東でも35坪程の住宅一軒を、FSB工法で建てていただけると、約45㎥の木材製品を使用することになり、1ヘクタールの森林整備を促し、40年で約30~40トンのCO2の吸収固定を増進させることになります。
それで建築だけでなく、様々なものにも提案し、実践していく、「森の貯金箱事業」を一緒にやっています。

[家づくりニュース2013年2月号_掲載]