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「蓄熱式暖房機」1台で61坪の住宅の冬季温熱環境を支える!

「蓄熱式暖房機」1台で61坪の住宅の冬季温熱環境を支える!_野口

階段吹抜けを通して1階家族室から2階居間・食堂方向を見上げる。この1階床面と2階天井面最高部冬季表面温度の差が、わずか0.7℃で納まった!

これまでに何度か紹介しています2階建、ほぼ正方形平面、延べ床面積61坪ほどの住宅。
写真1階、階段下にちらりと見える「深夜電力利用の蓄熱式暖房機」たった1台で、この住宅の冬季温熱環境を支えようとした試みの結末、その報告です!

 

竣工後初めて迎えた冬(2月2日)の午前中、持参した「非接触式表面温度計」で床面や天井面温度を測ってみました。
 写真1階家族室で床18.8℃、天井19.9℃
 2階居間・食堂で床19.1℃、天井19.5℃
なんと、1階床面温度と2階天井(最高部)間約7m20cmの温度差わずか0.7℃。
自分でも驚くくらいの上々の温度分布でした!
この時の私の着衣状況は、木綿の下着+長袖のシャツ+ジャケット。天候は晴れ。
ほんのり芯から温かいといった心地良さを感じていました。

 

この試みを支えた主要な温熱技術は、①屋根・壁・開口の「断熱」、②南面開口からの「太陽光」の取り入れ+③基礎断熱による「蓄熱」、④夜間蓄熱式暖房機での1階「冷気溜まり」のゆるやかな常時暖房による「暖気循環」、その結果としての⑤室内床・壁・天井の表面温度維持と良好な「輻射熱環境」の実現。
等々ですが、詳しくは当工房HP「建築日記」(カテゴリ・温熱環境)を参照下さい。

 

[家づくりニュース2014年11月号掲載]