【 U設計室 】の家づくり

川間の家 〜 夫婦二人のペレットストーブのある家 〜

川間の家-居間_落合

[居間]ペレットストーブのある居間。陽当たりも抜群


建て主さんの方からの主な要望は
川間の家-ダイニング_落合

[ダイニング]居間方向を見たところ。テーブル右側のガラスの框戸を開けると台所です

  • 公園の桜が満喫できるような家。
  • 暖房を兼ねた薪ストーブがほしい。
  • 寝室はそれぞれ個室に。
  • 気持のよい浴室がほしい。
  • ネコがキッチンに入れないようにしたい。
  •   でもキッチンの閉塞感はなくしたい。

 

それに対して、私がそれぞれに提案したのは

  • 1階の居間・ダイニングから公園の桜が見えるように大きな開口部
      を設ける。
      予算的に木製建具はできないが、アルミサッシでもアルミ部分が目
      立たないように工夫。
      2階の畳の部屋が花見の特等席。
  • 着火や消火が簡単で、煙突掃除も薪ストーブほど手の掛からない鋳
      鉄製のペレットストーブを提案。
      ストーブの廻りに耐熱を兼ねた大谷石を積んで雰囲気造り。
      暖房器具はこれ一つで大丈夫。
  • 寝室は別でも、調子の悪いときにお互いの気配がわかるような工夫
      を提案。
  • ハーフユニットバスを使いながら、壁天井は檜張り。
      外から覗けない坪庭も造って温泉気分満喫。
  • 川間の家-浴室_落合

    [浴室]朝風呂派のご夫婦に大好評の温泉気分の味わえる浴室

     キッチンからダイニングを通して外が見えるように開放的にしなが
      らもネコが入れないように鍵付きガラスの框戸を設置。

 

他にもいろいろなやりとりの結果、時間がゆったりと流れるような住宅が出来上がりました。
今度は桜の季節に点検に伺う予定です。
ちょっと楽しみ!

川間の家-外観_落合

[公園から勝手口方向を見たところ]春には公園の桜を満喫できます

 

建築DATA

1階床面積 : 58.87㎡(17.8坪)           〈家族構成〉
2階床面積 : 38.92㎡(11.7坪)            夫婦
延べ床面積 : 97.79㎡(29.5坪)     
構   造 : 木造2階建て

[家づくりニュース2016年3月号掲載]

北上尾

写真:石井 雅義

北上尾_居間

「居間が中心」…居間が中心となって2階の子供室等の気配もわかります。


ご夫婦とまだ小さい男の子と女の子の四人家族の住宅です。

 

奥さんからの要望は「子供達が基本自分のことは自分で出来るようになること」

 

そのためにこちらが考えたことの一つは、幼稚園から帰った子供達が玄関ホール脇の手洗いで手を洗い、うがいをして、バッグを裏手の廊下のハンガーにかけて、その脇で部屋着に着替えて、居間に戻っておやつを食べる、という動線計画。

 

台所経由で冷蔵庫から牛乳を出して、おやつと一緒に居間に行くというサブ経路もあります。

 

おりこうさんな子供達はちゃんとこの通りに使ってくれているとのことです。

 

「お帰り」………家がぼんぼりのように街を照らします。
「コンパクト」…コンパクトな玄関ホール。正面の引き戸を開けると居間、右側の引き戸を開けるとシューズインクロークがあります。
「一休み」………2階廊下の途中に本が読めるベンチを設置しています。


建築DATA

1階床面積 : 62.33㎡(18.85坪)           〈家族構成〉
2階床面積 : 44.39㎡(13.43坪)            夫婦+子供二人
延べ床面積 : 106.72㎡(32.28坪)     
構   造 : 木造2階建て

[家づくりニュース2014年7月号掲載]

かぐや姫の家

かぐや姫の家_室内01

ダイニングスペースとつながった一段上がった四畳半のスペース。六寸角の大黒柱もあります。


かぐや姫の家_外観

竹林をバックに建つ家。タケノコ掘りも楽しそう。

竹林をバックに建つ家なので、「かぐや姫の家」と今、命名しました。
おじいさん、おばあさん、そしてかぐや姫の三人の家では勿論なく、まだお若い40代ご夫婦お二人の住宅です。
ご主人はとっても愛妻家の方なので、奥様がかぐや姫的存在なのかもしれません。
(とてもきれいな方です)

新しい家が出来て、ますます仲良く、楽しい生活を送っていただいているようです。

かぐや姫の家_室内02

キッチン方向を見たところ。キッチン右側の引き戸を開けると奥さんご所望の糠味噌や梅酒や根菜類を置く土間スペースがあります。

かぐや姫の家_写真

① 2階には多趣味なご主人の趣味スペースがあります。
② ダイニング脇の奥さんの書斎スペース。
③ 洗い出しの床と植栽。植栽は家を優しく包んでくれます。

 

建築DATA

1階床面積 : 45.26㎡           〈家族構成〉
2階床面積 : 35.32㎡            夫婦
延べ床面積 : 80.58㎡(24.37坪)     
構   造 : 木造2階建て

[家づくりニュース2013年12月号掲載]

ライブラリー(家族の図書室)のある家

ライブラリーのある家_2階のライブラリー2階にあるライブラリー。
手前にある小さな吹き抜けを通して1階のダイニングに陽をとりいれる。

周囲を家で囲まれ1階はほとんど陽があたらない都市型住宅の場合、一番気持ちのよい場所にしたい居間・ダイニングスペースを2階に持って行く場合が多いものです。
この家の敷地は東西に細長い敷地。東側道路ですが他の三面は2階建ての住宅が敷地一杯に建っています。通常に考えるならば、2階リビングの逆転プランをおすすめする敷地です。ところが建て主の方が選んだ決断は1階をダイニングとし、TVを見るスペースをとってほしいということ、そしてライブラリー(家族の図書室)を2階につくってほしいとの要望。
共働きなので平日家族で過ごす時間は朝と夜。だから平日の昼間の居間の日当たりは特にいらないし、子供も自分の部屋でなく共通の大きなテーブルで勉強させたい。(前の家では食卓が勉強の場所でしたとのこと)
奥さんは朝早く起きて仕事に行く前に勉強するとのことで、朝日のしっかり入る気持ちのよい場所がライブラリーとなりました。
とは言っても、設計者として1階の居間・ダイニングスペースに吹き抜けや高窓をとって陽が入り、風が抜けるように工夫をしています。
ライブラリーを造ったとばっちりで、子供部屋はベッドと収納だけのとても小さな部屋。だからか、一人になりたいとき以外は気持ちのよいライブラリーに出てきて本を読んだり勉強したり(ゲームも)しているそうです。休日にはここでご主人がストレッチをしたりPCを見たりと、しっかり第2リビングとしても活躍しているようです。
ちなみにお二人の息子さんはとっても勉強が出来るお子さん。やはり頭のよい子に育てるにはライブラリー(家族の図書室)は有効ですね!
……というか、もともと勉強の出来るお子さん達ではありますが。

ライブラリーのある家_2階のライブラリーキッチン方向からダイニング方向を見たところ。

1階:14.19 坪    〈家族構成〉
2階:13.45 坪     大人 2人
延べ:27.64 坪     子供 2人

小さくても広く感じる家

 市街地では仕方のないことではありますが、敷地の周囲は家に囲まれていて、視線が抜けるのは道路側だけ。ただラッキーなことに道路を挟んで斜め横には区民農園がありその部分は空も大きく、視線を抜かす方向が決まりました。
 日照については1 階リビングにして一部吹き抜けをとり、高窓から日照を得るという方法もありますが、今回は話し合いの結果日当たりも視線の抜けもある2 階をリビング・ダイニングにすることに決定。
 2 階はワンルーム空間でリビングダイニング・キッチン、トイレの他に30 センチほど床を高くした四畳半の畳部屋もあります。
 全て合わせても面積的にはさほど大きなスペースではありませんが、勾配天井にして体積を大きくし、視線の抜けがあり余計な間仕切りもないので面積以上に大きく感じる居心地の良い居間周りが出来ました。
 たってのご希望の畳のスペースは、ご主人が横になってTVを見られています。ソファに座ってゆったりとTV を見るのもいいですが、畳の部屋でゴロリと横になってTV を見るのもいいものです。
 また、冬のお鍋の季節には畳の部屋でお鍋をつつき、日本酒をチビリと飲むのもこれまた良いものです。日本酒の場合はお鍋もいいけど、お刺身もいいですね。赤身や白身のお刺身も大好きですが、貝のお刺身もコリコリとしておいしいですよねえ……。
 話が違う方向に向かってしまいました。失礼!
 もう一つ、日本人に生まれてよかったと思うのはお風呂の習慣。(フィンランド人に生まれていたら、サウナもいいですね!)
 このお宅でもお風呂好きのご主人のために浴室から見える坪庭をつくりました。ただそれだけではなく、風呂上がりに裸のまま洗面脱衣室を通ってサービスヤード(普段は物干場)でほてった体を冷まし、坪庭を見ながらビールを飲む!なんて事も出来るのです。(勿論覗かれないようにしてあるので奥さまも基本的にはOK です)
 一つの家の中にそれぞれお気に入りのコージーコーナーがたくさんある。そんな住宅をこれからも設計していきたいと思っています。

小さくても広く感じる家リビングダイニングの窓からは区民農園の緑と大きな空の広がりが見える。

小さくても広く感じる家浴室と洗面脱衣室を見た写真。(浴室の扉を開けて撮影)