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[ 住宅-006 ]
丘の上の小さな古民家

住宅文化部門

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大井川の上流にある年々過疎化が進む町で、丘の上の20年以上空き家となっている小さな築100年の古民家を今回、再生し東京のご家族に

昨年の6月お引渡しをした物件です。

過疎化が進む中、町内には空き家となっている民家がまだ多く残存している。

一方、町は豊かな森林や大井川などの河川、そこに架かる吊り橋、川沿いに走るSL等々、住む人々を癒しと活力を与えてくえているすばらしい

環境があります。

町は空き屋バンク制度を開始し移住定住促進に挑んでいる中、空き家の活用が成功した事例となっている。

再生は、ほぼ骨だけにし腐食などにより弱くなっている部材は取り替えたり耐震対策を施した再生を進めました。

外壁は地元の杉板の下見板貼り、内部は元々の古材に漆喰などの再生可能な材料を使い、庭にはかつて五右衛門風呂の内部壁であった

タイルで描いた富士山をモニュメントとし、現代の技術と伝統美や心を併せ持つ 田舎暮らしを応援する住まいとした。

 

 

 

 

縁側の外に、かつてあった五右衛門風呂の内壁に使われていたタイルで描かれた富士山ある切り取った

壁を設置し、その向こうには、大井川とその川岸を走るSLや緑豊かな山々を望める。

家は自然と融合することで、住む人に和らぎを与えることは、先人が教えてくれる知恵のひとつ

でしょう。

かつて、囲炉裏のあった居間、新しくしたのは床のムク板と内壁の漆喰と照明だけの部屋です。

玄関ホールを隔てる夏障子が、伝統的な印象を与えてくれている。

かつてからあった古材の傷は、100年歴史を感じさせている。

式台のあるシンプルな玄関には、いずれ薪ストーブを置く予定になっている。

照明器具は、レトロなイメージの物を選んで使っている。

小さな民家にしては、贅沢に広い玄関ホールになっている。

最新の水回りを設けているダイニングキッチンは、まさに温故知新を感じさせる

空間になっている。

ここの内壁は、漆喰壁との相性も良く、匂いを吸収し掃除の楽な現代の健康塗り壁をしている。

明るく、風通しを良くすることに留意している。

建設地
静岡県榛原郡川根本町上長尾 
敷地環境
大井川上流の盆地にある町、都市計画区域外
構造
木造(伝統構法)
階数
平屋
敷地面積
100平米
建築面積
66平米
延べ床面積
66平米
工事費
1000万円
家族構成
母親、子夫婦
居住者の年齢
60代の母親、30代の子夫婦
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