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[ 素材-001 ]
「木竃(もくそう)」四季を感じ、自然と共存してゆく終の住処

素材ディテール部門

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この木竃(もくそう)は別荘ではなく住宅である。

この建物では、雨水をより速やかに、しかも木に触れさせずに、屋根から地表に落すことを行なっている。板金工事の唐草や広小舞を大きく前に出し、木製の破風や鼻隠しを雨水から守ることを考えたディテールにしている。

さらには外部に面する木製建具を横雨から守るために、開口上部に霧除け庇がついている。

外部は外断熱とし、防腐処理済みの唐松板を用いて目板打ちで仕上げ、強風時に降る雨水が木部に接しないように、すべての部分で基壇の床レベルから20mm離している。さらにキツツキ被害防止のために軒下から910mmまでは、カラートタンを捨て張りしている。

全体的に屋根の構造形式を見せるようにし、内部の大断面の屋根垂木は、そのまま外部に突き出し、軒裏の化粧垂木となっている。屋根のガルバリウム鋼板は、屋根の流れ方向の全長約12mを継ぎ目なしで製作し、への字に折り曲げて現場に搬入している。そのためジョイントなしの一枚葺なので、棟には雨押さえが付いていない納まりになっている。

建物の開口部、全てに障子が嵌まっている。

大きな壁面を左官塗りで仕上げている。高窓は、暖をロフトにもらう開口部。

バリアフリーの浴室。
正面開口部にはガラス戸(透明)、ガラス戸(スリ)、網戸の3枚の木製建具が嵌まっている。

南側テラス外観。

建設地
長野県 北佐久郡 
敷地環境
別荘地
構造
木造
階数
地上1階
敷地面積
1252.92㎡
建築面積
150.32㎡
延べ床面積
110.78㎡
工事費
約4000万円
家族構成
夫婦
居住者の年齢
60代
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