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[ 素材-011 ]
舞台裏の家

素材ディテール部門

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4人家族(若夫婦と子供2人)のための住宅を計画。 他区画に建つ隣家と南側の8F建て県営住宅の存在を消し、自然の山々だけを切り取るように外壁兼塀の大壁を計画した。その大壁を敷地いっぱいに配することによって、室内だけでなく庭を含む敷地内全体のプライバシーを確保し、敷地を最大限有効に活用できる計画とした。 敷地中央に大壁からスッと頭を出している棟を、家族が集まるリビングとし、リビング棟の内部は総杉板張り、外部は波板張りとした。 総杉板に囲まれた有機的で温かみのあるリビングが「舞台」であるならば、それをとり囲むようにリビング棟と大壁との間に配置した各居室、玄関、水回り空間、庭は、波板とフレキシブルボードに囲まれた無機質な空間となり、これらはまるで「舞台裏」のようにリビングに寄り添う。 この「舞台裏」の空間は、内部と外部が混在する様々な役割を持つスペースの集合体でそれぞれが、「舞台」であるリビングに結合し、支えている。

[写真]ファサード。
杉板の下見貼りの大壁を敷地いっぱいに配置。プライバシーをまもりつつ、 外部と内部を緩やかに繋いでいる。

2F廊下。
明るく開放的な空間に加え、スレート波板のリビング棟の壁に直接触れることが出来ることによって、外部を強く意識できる。

2F子供室。
庭に面した全面開口から、沢山の光を取り入れ、明るい室内を実現した。また、将来2つの部屋にすることを想定し、扉を2つ設置している。

リビング。
総杉板貼りの落ち着いた優しい空間。外部のスレート波板とは対照的な素材にすることで、より「内部」の意識を強調している。

アプローチからエントランスを見る。
スレート波板の外壁を持つリビング棟が中央にくる配置。上部にいくつも架かる「飛び梁」は意匠的な理由だけではなく、構造的にも重要な要素となっている。

建設地
徳島県徳島市 
敷地環境
敷地は徳島市の眉山にほど近く、南東方向に山々の美しい緑を望むことができるミニ開発で5つに区画された敷地のうちの1つ。
構造
木造
階数
二階建て
敷地面積
238.81㎡
建築面積
68.41㎡
延べ床面積
90.99㎡
工事費
2500万円
家族構成
夫婦+子供2人
居住者の年齢
夫婦30代 子供3歳・5歳
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