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[ 環境-020 ]
北庭の家

環境対応部門

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自然あふれるオープンスペースを陽のあたる北庭として取り込むことで、自然とのふれあいが可能な空間を提案した。川に向かって下るように配置した階段屋根によって、多くの人が集まってくつろぐことができ、川辺も取り込んだ憩いの場所をつくり出す。階段屋根は室内においては縁側の庇となり多くの開口部を確保し、北側オープンスペースに反射する安定した明るさを得ることができる。加えて、組格子耐震壁により可能となる東西南側上部のガラス欄間から入り込む光が北側の組格子天井に反射することで、室内に明るさと光と影の動きによる時の移ろいを演出する。さらに、組格子屋根により、視界を遮る耐震壁を最小限にすることで、視線が各部屋から縁側、北庭、能登川へと抜け、回遊性をもたせた平面構成が可能となり、限られたスペースに開放感を与えた。人がどこに座っても開放感が得られる構成にすることにより、階段屋根とあわせて多くの人を招き入れることのできる家となっている。

[写真]階段屋根からの景色。
特徴的な階段屋根からは、遠く山々を見渡し、直下には川が流れている。この階段屋根は多くの人を招き、自然を活かして、寛ぎのある時間を過ごしたいというクライアントの要望から生まれた形状である。

外観。
特徴的な三角形のファサードは、川の土手の傾斜に合わせることで周囲の環境と調和するように検討した。

外観・遠景。
川辺の自然を取り入れることで、階段屋根の憩いの場としての役割を最大限に引き出している。

キッチンダイニングから2F方向を見る。
回遊性のある平面構成により、人がどこに座ってもコミュニケーションが取れるようになっている。

2F。
特徴的な組格子天井は陽の当たり方によって陰影を見せ、空間にアクセントを与えている。また構造的にも、視線を遮る耐震壁を最小限にすることができ、広々とした空間を実現することができた。

建設地
奈良県奈良市 白毫寺町 
敷地環境
敷地の北側には川が流れている。夏にはホタル、秋には紅葉を楽しむことができ、時には鹿も訪れる。そのような自然が溢れる敷地を活かし、「北庭の家」を計画した。
構造
木造
階数
二階建て 
敷地面積
132.89㎡
建築面積
64.14㎡
延べ床面積
92.41㎡
工事費
2500万円
家族構成
夫婦+子供1人
居住者の年齢
夫婦30代 子供6歳
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