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[ 暮らし-005 ]
太陽熱と雨水利用のエコハウス

暮らし快適部門

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構造の梁を表しにした勾配天井のトップライトから光が降り注ぐリビングです。デッキテラスの中庭の緑や風、光など自然を身近かに感じながら、ゆったりした時間の中で気持ちよく暮らすことができます。

内装に珪藻土やくりこま杉、月桃紙、羊毛の断熱材など自然素材を使い、素材の持つ呼吸機能を利用して、室内を快適な状態にするように配慮しています。

また、屋根に設置した太陽熱ソーラーシステムでお湯をつくり家中のお湯と床暖房に利用する他、雨水を2tのタンクに溜めてトイレの流し水、洗車の水や植木への散水に利用するなど、太陽と雨を有効に利用するエコロジーな住まいを実現しています。

電気を原発に依存しない社会を築くためにも、太陽、雨、緑、地中熱などの自然エネルギーを有効に利用する住まいを考えることがこれからは大切になると思います。この住まいはその一つの方向性を示しています。

小さな工夫ですが、住まいにあふれる設備機器類の壁リモコンやスイッチ類などを美しくスッキリ納める工夫もしています。

煩雑になりがちな床暖房リモコン、シャッタースイッチ、電気スイッチ、インターホンなどの機器類を絵の額縁のような凹みにまとめて設置することで、機器類の出っ張りをなくして壁面をスッキリさせながら使い勝手に配慮しています。

上から
TVインターホン
シャッタースイッチ(左)
照明スイッチ(右)
床暖房リモコン

お風呂は家族のみんなが気持ちよくリラックスできることを第一に考えて設計しています。明るい南側に計画した坪庭のある1.25坪の広めのお風呂です。天井、壁はカナダ杉の板張りにしています。坪庭のいろは紅葉に落ちてくる雨や雪を眺めながら、露天風呂のような感覚で、木が香る癒しのバスタイムを楽しむことができます。

太陽熱利用のシステム図
太陽熱ソーラーシステムでお湯をつくり、家中のお湯と床暖房に利用しています。毎月のガス代が安くなり家計にやさしいシステムです。

雨水利用のシステム図(左)
屋根に降った雨水を2tのタンクに溜めて1階の2ヶ所のトイレの流し水、洗車、庭の散水に利用しています。
2tのタンクに溜まった雨水は、震災時などには非常用水として利用することができます。

2012年のデータ(右)
建築主のNさんが記録してくれた2012年の雨水利用のデータです。使用期間は3月から12月の10ヶ月間です。2012年は雨は少なかったのですが、それでも306日のうち99.5日(32.5%)の日数を雨水を利用してトイレを流すことができています。

建設地
埼玉県狭山市 
敷地環境
郊外
構造
木造
階数
2階建て
敷地面積
434.83㎡
建築面積
107.30㎡
延べ床面積
142.60㎡(43.21坪)
工事費
3900万円
家族構成
夫婦二人
居住者の年齢
60代
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