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[ 空間-020 ]
béret(ベレー)

空間構成部門

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屋根付駐車場とプライバシーを確保された生活スペースという2つの要望を受け、ベレー帽のように敷地全体を包み込む大屋根と外塀を持つ住宅を提案。 シェル+木造トラスによる多面体セミモノコック構造により「ぶ厚い境界」が生まれ、 プライバシーを確保すると同時に、室内空間・庭やテラスも含めて敷地全体を多面体シェルが 覆う無柱空間を実現し、家族をやさしく包み込み、一体感を感じることができる。 また「ぶ厚い境界」は、外部環境と室内をやわらかくつなぐ緩衝帯となる。この「ぶ厚い境界」によって生まれる緩衝帯は、屋内外の相互の視線についてもプライバシーを保護しながら効果的に交差させ、屋内外の中間領域として様々な用途が生まれ、生活の一部として機能し、屋内外の境界線を曖昧にすることで、ガラス1枚のような薄くて密な境界に比べて、屋内外の心理的な距離感をより縮めることができる。 同時に、屋根面積に比べてフットプリントが極端に小さいことで生まれるこの緩衝帯が「ぶ厚い境界」とあいまって微気候を造りだし、住宅規模でのエコロジカル・フットプリントも小さくなり、設備に頼らない快適な室内空気環境を実現する。

[写真]外観。
特徴的な屋根形状だが、高さを抑えることによって周囲に対する圧迫感がなくなっている。また、緑が多く残る敷地の周辺環境にも溶け込むデザインになっている。

 

2F主寝室を見る。 天井は特徴的な屋根形状をそのままトレースし、仕上げは合板の素地である。この天井が2Fの空間を途切れることなく続いている。

アウターリビング。
リビング(内部)の延長のように使えるように計画。多面体セミモノコック構造により実現した無柱空間が開放的な空間を生んだ。

2Fテラス。
屋根から1Fまでの吹抜けとなっている。屋根の開口から入る光が室内に行き渡り、心地の良い空間になる。

外観。
建物を覆うように被せられた屋根と、塀の間から生活の明かりが漏れる。
特徴的な外観は家族のプライバシーを守り、屋根の中の空間を豊なものにする為に考案した。

建設地
香川県高松市 
敷地環境
計画地は、穏やかで過ごしやすい瀬戸内海式気候の香川県に周囲を山に囲まれた田畑の残る地域にミニ開発として10区画に分譲されたひとつ。そこに夫婦と子供1人・母親の4人が住むための住宅を計画。
構造
木造
階数
二階建て
敷地面積
206.98㎡
建築面積
120.6㎡
延べ床面積
141.42㎡
工事費
2600万円
家族構成
夫婦+子供1人+祖母
居住者の年齢
夫婦30代 子供5歳 祖母60代
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