[ 素材-009 ]
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素材ディテール部門

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敷地は京都府内の新興住宅地の一画。この住宅を設計するにあたり、2つの相反する環境に着目した。一つ目は人工的に作られた環境。画一的に区画された敷地に偽物の材料で構成された画一的で直線的な形態群。そんな周辺環境と対比させるべく、①境界塀を無くし外壁そのものを塀とする、②「大きな使えない南の庭」ではなく、分散された有効な採光庭、③直線的な環境に対しての有機的な曲線、④偽物の材料に対する本物の素材、を意識した。次に自然環境だが、地面から浮いた外周壁は、分散配置された庭を通じて室内全体に自然風を取り入れる役割を果たす。新たな遮熱効果を狙った屋根も重要な要素となっている。人工的な環境と自然環境、この2つの相反する環境と向き合うことで生まれた一見特殊なこの住宅は、非現実的な環境との対比+自然環境との共存を図った住宅である。

ダイニングからリビング方向を見る。
写真左側にはダイニングとリビングに面する中庭がある。写真右側、リビング奥にも中庭が配置され、室内へ光を取り込んでいる。

リビングからダイニング方向を見る。
建物の屋根面が丸くり抜かれた部分が中庭になっている。

屋根面の上には白の玉砂利を全面に敷き、夏場は色による太陽光の反射と打ち水で屋根面の温度を下げ、冬場は石の蓄熱効果を狙っている。屋根を切り抜いた穴の下は中庭になっており、植えられた木の枝先が穴から顔を出している。屋上の部屋はゲストルーム兼趣味部屋。

外観写真(夜景)

建設地
京都府 木津川市 
敷地環境
郊外
構造
木造
階数
2階建て
敷地面積
189.00㎡
建築面積
79.07㎡
延べ床面積
83.95㎡
工事費
2700万円
家族構成
夫婦2人
居住者の年齢
40代、30代
設計者名(事務所名)
津田 茂(T-Square Design Associates)
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