[ ロングライフ-008 ]
プライバシーと採光を考慮して、LDKを地下に配置「目白の家」

ロングライフ部門

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敷地は南側と西側の二つの私道に接しており、南側の私道は袋小路となっている。それぞれの私道を取り巻くように住宅が建ち並んでいるが、結果として街並みが互いに背を向けているような印象を受ける。通常、住宅の1階レベルは、プライバシーを確保するために塀があるか窓の少ないやや閉鎖的なものが多くみられるが、この住宅ではリビングを地下に配置することにより、プライバシーを確保しつつも伸びやかな内部空間を実現し、かつ、リビング上部を戸外の視線が行き交う街並みに連続した空間となっている。この街と繋がるオープンな1階が二つの私道に対するエントランス兼ギャラリースペースになっており、視覚的に歩行者に開放される効果をもたらしている。

南側玄関ポーチからギャラリー越しに西側道路を見る。
1階には、二つの私道に対し各々エントランスを設け、それぞれの私道から互いに視線が通る開放的な構成とした。このエントランスはギャラリースペースになっており、視覚的に歩行者に開放される効果をもたらしている。

一般に日照の確保が難しいと思われる地下に、あえて明るさが最も必要とされるリビングを配置した。リビング上部を吹き抜けとして天井高をとり、且つ、ドライエリアを設けることで、明るく快適な地下空間となっている。

中庭からリビングを見る。
地下においてもドライエリアを2箇所設けることにより、通風および採光を十分に確保することができる。

リビング(夕景)。
クライアントはコンクリートの無機質でクールな仕上げを求めたが、単調になりがちなコンクリート打放しのみの表現を避け、一般的なコンクリート打ち放しの他に、外部ファサード上部は杉板型枠のコンクリート打ち放し、階段部分は小タタキ仕上げとし、床も玉砂利洗い出しや金ゴテ仕上げなど同じ素材を使ってさまざまな表情を織りまぜている。

建設地
東京都新宿区 
敷地環境
都心、住宅密集地
構造
RC造
階数
地上2階 地下1階
敷地面積
150.86㎡
建築面積
85.73㎡
延べ床面積
207.74㎡
工事費
非公開
家族構成
夫婦 
居住者の年齢
非公開
設計者名(事務所名)
森 清敏 + 川村 奈津子 (株式会社 MDS一級建築士事務所)

図面

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