[ ロングライフ-002 ]
桜仙居(おうせんきょ)

ロングライフ部門

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▲1989年完成(24年前)▲撮影:スパイラル小林浩志

この住宅は、日本画家である建主が59歳から83歳の現在まで住み続けている
アトリエ付の住まいである。

敷地は、約70坪あり、建主と父親の思い出の場所である。この24年間、周囲にある愛する桜の大木や草花とともに暮らしてきた。特に桜の3本の大木は、本人の宝物であり、周辺の住民の春の楽しみにもなっている。

24年の歳月の間に、建物の修繕も適格に行われたが、これは建物が完成した後も建主の人柄による深い信頼関係を持てたことで交流が続いているので、可能となった。
また、すばやく対応してくれる、熱心な工務店の人々とのつながりが切れることなく続いたので、成し得たことだと思っている。

 

▲1989年完成(24年前)▲撮影:スパイラル小林浩志

2階に上がる階段手摺の腰壁にはめ込まれた透かし模様の欄間は、古い家にあったものを再利用している。
階段は今日のことを考えて、踏面280蹴上180としていたので、建主は、今現在階段を上がることが出来ている。
障子は仙波障子と名付られている。

▲2013年現在(24年後)▲

半円形のテラスと桜仙居サロン絵画・教室の
前のガラス庇、玄関ホール上部の半円形トップライトは、桜の花がモチーフと
なって満開の桜を楽しむためと、画家である本人の日本画の題材としての桜を描くために、樹形全体が見やすくなっている。

▲2013年現在(24年後)▲
現在では、桜もさらに大木となり、家屋を覆っている。桜はさらに美しくなっている。
(ただし、花の時期には、花の多さで建物が見えなくなる。)

▲2013年現在(24年後)▲
住宅はクの字にやや折れ曲がっている。桜の大木と建物の関係がわかる。円筒形スペースの外壁は、サビナシリーフ一文字葺きである。

建設地
神奈川県横浜市 
敷地環境
住宅地
構造
木造
階数
地上2階建
敷地面積
223.88㎡
建築面積
105.60㎡
延べ床面積
162.58㎡
工事費
-
家族構成
1人+賃貸
居住者の年齢
83歳
設計者名(事務所名)
川口 通正(川口通正建築研究所)
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