[ ロングライフ-005 ]
鷹番の住まい

ロングライフ部門

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1996年竣工したこの住まいは、南北に長い敷地に計画した2世帯住宅で、多くの愛犬と暮らせ、趣味のクルマ空間と屋上には屋上緑化の先駆でもある「家庭菜園」を設け、2階にLDKとテラスを中心とした「生活空間」を配置した住まいです。この「生活空間」は大きくて軽い屋根と、プライバシーは守るように配されたガラスで覆われ、形態的に閉鎖的になりやすい敷地条件の中で「空」と「自然」を感じながら、広がりを持つ豊かな内部空間を実現しました。当時は、今では常識的な「エコガラス」も使う事もできませんでしたが、今では環境対応技術も進化した為、一昨年リニューアルを行った際、屋根には遮熱塗装を行い、「エコガラス」と同等の機能を持つ遮熱フィルムも窓に貼り、照明も一部LEDに変更しました。しかし空間の持つ本質は変わらず、今では観葉植物に溢れ、60代を迎えた夫婦の大好きな空間として18年目となった今年も生き続けています。

2013年 現在のリビング
観葉植物が大きく育ち、空間を彩られているLDK。ナチュラルな空間に家具の色がリズムを作り、明るいイメージを保っている。

2013年 現在のリビングとダイニング
リビングに連続するテラスと、室内空間の奥行きいっぱいに設けたハイサイド開口から、「空」を見渡せ、「太陽の動き」がわかり、満月には「月光浴」ができる仕掛けになっている。中央のグレーの部分がキッチンで、やはりテラスとも繋がっている。天井高さは約4m。

2013年 現在のロフト
大屋根の中央に位置する高い場所を陣取るロフト的な仕事場。やはりハイサイド開口から光りが入り、屋上に設けた菜園も見渡せ、夏には菜園が育ち日よけにもなっている。

2013年 現在のエントランス
ロフトまで繋がる階段空間。階段右側のガラスが「見えるガレージ」で、狭さを感じない構成としている。この玄関はバリアフリーで立ち上がりもなく、当時は土足で暮らすことも考えた場所。光の陰影と黄色い壁やブルーグリーンに塗られた家具が、程よい彩りや奥行きを醸し出している。

建設地
東京都目黒区  
敷地環境
住宅地
構造
鉄骨造 
階数
地上2階建て+ロフト
敷地面積
229㎡
建築面積
137㎡
延べ床面積
238㎡(2世帯、ガレージ含む)
工事費
約6000万(当時)
家族構成
2人(母屋)
居住者の年齢
60代
設計者名(事務所名)
田邉 恵一(田辺計画工房)

図面

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