[ ローコスト-008 ]
規格寸法の木材で実現する大空間のLDK「深沢の家」

ローコスト部門

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   木造は安易にスパンをとばせないことなどの制約があるが、その制約こそを木造の特徴と捉え、空間にきちんと落とし込むことを考えた。

   限られた敷地面積と予算の中で最大のボリュームが欲しいという建主の要望があった。

木造において大きな空間を成立させるためには、梁の架け方、あるいは柱の落とし方に工夫が必要となる。柱には領域をつくり出す性質があり、その性質を生かしつつ、大きな空間における木造らしい柱の落とし方を考えた。コストの制約がある中、この住宅では市場に流通している一般的な木材を組み合わせた梁とそれを支えるV字柱をならべることで、木造としてはやや大きな空間を実現していると共に、V字柱と組み立て梁により空間に領域をつくりだしている。

5連のV字柱。105mm角の2本の柱は付け根部分は並列に、上部は登り梁に対して、一直線上に設置し、ねじれの配置となっている。

V字柱により領域分けされたダイニング・キッチン。

2階ダイニングから階段方向を見る。
大きなボリュームの空間をスキップフロアーでつなげている。

西側外観(夕景)。
北側斜線に対して目一杯の高さを取り、同時に道路への圧迫感を軽減するため、切り妻屋根のようなアウトラインが導かれた。

建設地
東京都世田谷区 
敷地環境
閑静な住宅街 、道路と高低差あり
構造
木造+一部鉄筋コンクリート
階数
地上2階 地下1階
敷地面積
75.20㎡ 
建築面積
39.75㎡
延べ床面積
94.82㎡
工事費
非公開
家族構成
夫婦+子供3人
居住者の年齢
非公開
設計者名(事務所名)
森 清敏 + 川村 奈津子 (株式会社 MDS一級建築士事務所)

図面

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