[ ローコスト-003 ]
青海町の家~石こうボード張り放しの家~

ローコスト部門

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 「北越の小京都」と呼ばれる加茂市の中心市街地に位置する設計事務所併用住宅です。

前面道路の交通量は多いものの、市の中心を流れる加茂川の清流と対岸の街並みと、その背後に連なる加茂山からなる情緒ある景観が望めます。

 必要な設備と断熱性能と防火性能にコストを掛けながら、周囲の環境を生かした魅力的な併用住宅を予算内に実現することが目標となりました。

 予算の成約で小さな家しか建てられないが、周辺の景観を感じられ、視覚的に広がりを感じる空間をつくりだし、それと同時に粗野であるが安っぽくない、強化石こうボード表面の”石膏そのもの”の表情を活かした“質実な家”の実現を目指しました。

 

 

 道路からの視線を適度に遮る塀に囲われた小さな庭につながる居間・食堂・厨房と水廻りを1階に、ふたつの個室と設計事務所アトリエは2階に設け、2階は天井を高くして小屋裏収納を設けました。屋根および外壁の仕上げ材はガルバリウム鋼板です。
 居間上部吹き抜けの開口部から、加茂川と街並みと加茂山の緑が望めます。

 内部の壁と天井と開口部まわりはすべて強化石こうボードを張り、ボード表面をそのままあらわして仕上げることで、開口部の造作工事、クロス貼りや塗装工事を省いてローコスト化を図りました。”石膏そのもの”の表情を空間に活かした 「石こうボード張り放しの家」になりました。

 居間上部吹き抜けの壁仕上げを外壁とおなじ仕上げにして、外部空間との視覚的つながりを演出しました。小さな家ですが、庭とつながり空とつなが、広がりを感じます。
 床はコンクリート金こて仕上げにクリア塗装で仕上げました。ガスと電気のハイブリッド熱源による床暖房と給湯設備を採用しています。

 アトリエは天井高を屋根勾配なりに高くして、小屋裏収納を設けました。小屋裏収納に上がる階段兼書棚は集成材にシナ材を貼り付けたシナランバーコアで作りました。
 加茂川と街並みと加茂山の緑を感じながら作業をしています。

建設地
新潟県加茂市 
敷地環境
市街地、準防火地域
構造
木造
階数
2階建て
敷地面積
141.26㎡
建築面積
60.31㎡
延べ床面積
103.28㎡
工事費
2,000万円(地盤改良工事、給湯床暖房設備工事、外構工事含む)
家族構成
両親二人、子供一人
居住者の年齢
40代、10代
設計者名(事務所名)
萩野 正明(萩野建築設計)
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