[ リノベーション-008 ]
浄明寺の家

リノベーション部門

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この家が最初に建てられた記録は昭和13年、今から75年前のことになります。

75歳のこの家を家族の思い出と共に残したい、と思いました。

古き良き雰囲気をそのままに、耐震補強、床暖房に薪ストーブなど安心して快適に暮らせるよう手を掛け、明るく人が集える空間をめざしました。

 

長年の暮らしの中で増築が繰り返されていた部分の傷みが激しく、今回新築当時の形に戻すべく減築を行いました。

残せる部分はできる限り残し、解体に伴う産業廃棄物の減量に努めました。

今まで入っていなかった断熱材を入れ、調湿作用のある漆喰壁で仕上げ、エコジョーズと床暖房を組み合わせて快適と省エネの両立を計っています。

テラスにはリサイクル容器でつくられた雨水貯留タンクを備え、日常の散水や断水時のトイレ洗浄水などの利用を考えています。

東側には、元あった植栽もそのまま活かしつつテラスを新しく設けて、
スロープで駐車スペースから車いすでも直接入れるようになっています。

北の暗いところにあった台所を家の中心に移し、居間食堂と一体にして和室、テラスへと繋がり、車椅子で訪れたひとも寛ぎ楽しめる計画としました。また柾目ムク板の天井板を残しつつ、台所の天井には新しく天窓を設け、明るい空間としています。

原形を残しながら痛んでいた砂壁を漆喰に一新、既存の建具を残し、縁側の外にはアルミサッシと雨戸を取り付けています。

南側の和室から、縁側、濡れ縁、庭へとつながり、昔ながらの雰囲気を残しています。
東側のテラスとは違う表情を見せています。

建設地
神奈川県 鎌倉市 
敷地環境
市街地
構造
木造在来工法
階数
平屋建て
敷地面積
274.33㎡
建築面積
95.85㎡
延べ床面積
95.85㎡
工事費
非公開
家族構成
1人
居住者の年齢
60代
設計者名(事務所名)
波多 周(波多周建築設計)

図面

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