[ リノベーション-004 ]
當麻寺の家

リノベーション部門

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本案件は古都・奈良にある當麻寺に向かう情緒豊かな道に面する築180年の歴史を持つ古民家の再生(RINASCENTE)である。

計画の際に重きをおいたのは、古民家の趣きを残しつつ、現代の空間を含有し、調和させる事である。歴史が育んできた情緒や、現代では難しい大きな丸太梁によるダイナミックな小屋組構成を残しつつ復元し、現代の機能性・デザインを付加し、再生していくことである。

元々、ダイニングとなる空間には現代における以前のリフォームで天井が張られていたが、
工事の際、天井を剥がし、現れたダイナミックな梁組を生かす方向となった。
古民家の再生は工事の際に良くも悪くも思いがけない事が現れてくる。
それらをどう処理していくかが、古民家再生のポイントでもある。

損傷・痛みのある箇所を構造設計者と共に適切な補強・処置を施しつつ、再生していく。
井戸のあったキッチンは外部デッキとして生まれ変わり、井戸の蓋をテーブルの天板として利用している。

古民家の隙間風や断熱性を補うため、外部窓を2重窓とし、気密性を付加し、キッチンの屋根やダイニング・リビングの床には断熱材を敷き詰めた。

過去と現代を融合させる為に歴史に思いを巡らせ、残すべきものと意思あるものを理解し、現代の住み手にあった内容を補完していく。
これからも住み手と共に残すべきもの・新たな息吹が生まれるものとを選択し、再生されていく事だろう。

建設地
奈良県葛城市 
敷地環境
住宅地
構造
木造
階数
2階建て
敷地面積
925.62㎡
建築面積
331.08㎡
延べ床面積
384.56㎡
工事費
1200万円
家族構成
-
居住者の年齢
-
設計者名(事務所名)
大江 一夫(マニエラ建築設計事務所)
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