[ 快適-027 ]
つばさの家-住宅密集地でも開放感と家族の気配を感じる-

快適空間部門

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都心の住宅密集地。地区計画上、耐火構造であることが求められ、また、近接する環状線からの騒音対策も考えてRC造を選択しました。

奥行き感を出すためにLDKとワークスペースを雁行させて繋ぎ合せ、空間の高さも変化の富んだ繋ぎ方をしていきました。天井の高低差から光が差し込み、周囲の視線を遮りながら空の景色を楽しむことができます。

柱が殆ど出てこない空間は、RCならではの「ゆったり感」を醸し出し、大らかな生活スタイルの家族にふさわしいスケール感になったと思います。

冬は陽光を家の奥まで届け、夏は強い日差しを家の外で遮るために、南側に対して大きな開口と深い庇を用意。そして、家の中心にコート状のルーフテラスを設けて、そこから下に光を落としていく計画としました。また、子供室のロフト部分からルーフテラス、リビングを通り越し、南の庭まで視線が通っていきます。

アプローチに対しては寡黙な表情としてプライバシー保護を重視し(右写真)、自立した壁の向こうは隣家からの視線がないためリビングの南面いっぱいに大開口を設けました(左写真)。冬は暖かな陽光を受け、夏は深い庇によって影をつくりながら南の空を見上げることが出来ます。

ルーフテラスを家の中央に配することにより、吹抜と外部空間が交互に現れ、子供たちの居場所と外の様子を内部のいろんな所から感じることができます。

2階のルーフテラスの向こう側にパパの書斎があります。『離れ』のような位置関係です。ですが、書斎の引戸から下を見下ろすとリビングの吹抜と隣接しており、『離れ』にいても1階の様子は把握できる関係になっています。
家のどこにいても家族の気配を感じ、隣地が建て込んでいても周りの視線を気にすることなく開放的でいられる家を目指しました。

建設地
東京都杉並区 
敷地環境
市街地
構造
鉄筋コンクリート造
階数
地上2階
敷地面積
310.89㎡
建築面積
111.85㎡
延べ床面積
164.25㎡
工事費
家族構成
夫婦+子供2人
居住者の年齢
40代、小学生
設計者名(事務所名)
白崎 泰弘+白崎治代(シーズ・アーキスタディオ建築設計室)
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