[ 快適-022 ]
FLAT40

快適空間部門

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「彩光と通風を確保しつつ、プライバシーをどのように守るか」

この一見してシンプルな課題に対して、私たちは全長40mのコンクリートの壁を建物外周に浮かせることを考えました。

この建物の象徴ともいえる“浮壁”は、室内から一定の距離を保ちながら周囲を取り囲んでおり、隣地に建っている7階建てマンションからの視線を遮るためのスクリーンとして機能しています。また、この浮壁によって外の様子が完全にシャットダウンされることがないように、浮壁の高さを調節し、室内からでも外の様子を伺うことができるようにしています。室内は、東西に長い建物をスキップフロアによって南北に分割しており、その境界に廊下と中庭を配置することで、室内に十分な光を取り込んでいます。そして、浮壁との位置関係を基にLDK部分と居室部分とをバランスよく配置しています。

この“浮壁”は無数の梁によって、建物の外周に緊結されてます。また、この梁の側面は、部分的に室外機の格納庫を兼ねているため、設備機器スペースの削減に寄与しています。

浮壁と室内との間にあるエントランスの部分です。
ここから上を見上げると、浮壁の高さや室内開口の位置、盛土や植栽といった外構の様子、そして隣地に建っているマンションとの位置関係が一目でわかります。

浮壁に面して設けられたLDKの部分です。
LDKからは、中庭を介して室内全体を見渡すことができるとともに、浮壁との間に植えられた樹木を望むことができます。

スキップフロアによって、中庭に面した廊下の天井が高くなっており、開放的な空間を演出しています。又、浮壁を支えるための構造として、柱・梁によるRCラーメン構造を採用しているため、室内には視線を遮る壁を設ける必要がなく、結果として開放的で奥行きのある室内環境を作り出しています。

建設地
愛媛県 今治市 
敷地環境
市街地
構造
RC造
階数
地上1階建て
敷地面積
991.74㎡
建築面積
283.54㎡
延べ床面積
232.42㎡
工事費
非公開
家族構成
夫婦2人+子供2人
居住者の年齢
非公開
設計者名(事務所名)
河口 佳介(河口佳介+K2-DESIGN)
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