[ 作り方-008 ]
「くの字」のいえ

作り方部門

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夫婦ふたりと猫の住む住宅。「くの字」のプランが要望だった。クライアントは東南に開いたくの字をイメージしていたが、森の借景を活かすため、逆の「くの字」として提案した。視線が森に向くことで、大開口にも関わらず、向かいの家や道路からの視線が気にならず、オープンでも周囲を気にせずくつろげる気持ちのいい空間となった。また、ダイニングとリビングはワンルームでありながらくの字にすることでちがった領域をつくっており、生活に奥行きをもたらしている。外周部分は全て構造体を現しとし、ワンルーム空間ながら白い家具や壁と相まって空間に奥行きをもたせている。柱はコーナー以外は全て間柱で構成し、ホームコネクター工法により金物を露出させずに美しいディテールが可能になった。梁の露出部分は45×300をあえて横使いし、キャットウォークとして猫の通路となっている。小さくシンプルながら構造が空間を包み込む住まいとなった。

リビングからダイニング・キッチンを見る。外周の構造体と家具の仕上げを変えることで空間に奥行きをもたせている。フローリングの張り方も曲がっているところで張り方向を変えている。

くの字型プランにしたことで、キッチンやダイニングからは正面に借景の森を望むことが出来る。壁の奥には間仕切りはないが客間スペースとして畳コーナーがある。

横架材はあえて現しとし、猫のためのキャットウォークとして機能している。ほぼ間柱だけで構成されている為、構造体現しながら繊細さも兼ね備えている。

夜は照明の効果も相まって、空間の奥行きがより強調されている。

建設地
千葉県 
敷地環境
郊外
構造
木造
階数
2階建て
敷地面積
194.92㎡
建築面積
64.11㎡
延べ床面積
104.93㎡
工事費
未公表
家族構成
夫婦+猫
居住者の年齢
40代
設計者名(事務所名)
直井 克敏 + 直井 徳子(株式会社 直井克敏)
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