[ 作り方-009 ]
高台にある敷地の眺望を生かすための木架構「代々木上原の家」

作り方部門

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    敷地は東側隣地より5mほど高いレベルにあって、視界が開けており、2階から新宿副都心のビル群を望むことができる。それは地面から切り離された高層マンションとはまったく異なる、鳥のさえずりや虫の音が聞こえる大地からの眺望である。この特等席をどうつくっていくかが、この建物が永く住まいとして生き続けるためのカギであると考えた。

   間口が狭いため、極力袖壁をつくらない全面開口としたいところだが、木造在来工法においては難しく、一般的には耐力壁として袖壁が必要となる。袖壁に代わるものとして、特殊な金物を使った木造ラーメン構造や部屋の中に耐力壁を配置するなどの検討を重ねたが、最終的にはプラン上影響のない位置に袖壁(耐力壁)に代わるアーチの列柱を配置することにした。その列柱は全面開口を実現するための手段であると同時に、空間を特徴付ける重要な役割を担っている。

アーチ柱が可能にした全面開口から、新宿副都心の高層ビル群を望む。

1階床から2階天井まで2層分の高さにわたる列柱。

1階個室から階段ホールを見る。列柱は照明器具も担う。

左:玄関 /右:外観
陰影がつくり出す落ちつきのある玄関と外観。

建設地
東京都渋谷区  
敷地環境
高台、間口が狭い、住宅密集地
構造
木造 
階数
地上2階 地下1階
敷地面積
66.34㎡
建築面積
37.42㎡
延べ床面積
98.40㎡
工事費
非公開
家族構成
夫婦+子供2人
居住者の年齢
非公開

図面

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