[ まちなみ-006 ]
勝瀬の家

まちなみ部門

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計画地は市街化調整区域内にあり、開発の手が入らず畑が多く残されており、個人宅の手つかずの庭には樹齢何十年という大木が随所に自生している。本計画はこの地に新たに転居する若いご夫婦のための住宅の計画である。陶芸作家の奥さんの創作活動のための工房を併設した住宅が要望された。工房は必然的に住居部分に比して小さなボリュームとなるが、工房が住居部分に従属するような主従関係のある建ち方ではなく、工房が全体の建ち方を引っ張るような構成にしたいと考えた。それは、地縁の強いこの地に新たに住処を構えることに、少なからず不安を感じていたご夫婦にとって、工房が住人のプロフィールとして地域との接点となり、地域に馴染んでいくことに期待を込めたからである。

 

 

 

各ボリュームは地域性を意識した切り妻屋根の家型として、強い自律性を与え、全体を等価のボリュームの集合体とすることで、住居部分と工房の間に主従関係が生じない様に意図した。工房は道路に面して配置し、地域に開いた工房を巡る回遊動線を敷地内へ引き込んでいる。接点となる工房の開口からは作品棚が鑑賞できる程度に限定して、創作活動の集中力を高めることへも配慮した。

家型のズレや隙間によって内外が有機的に絡み合った空間を目指した。それぞれの庭は近隣の緑と一体となって奥行きのある緑の広がりを感じることができる。

キッチンから庭をみる。庭の先にある隣家の緑を享受している。

敷地の角を庭とすることで、隣地の緑と連続した大きな緑地帯とすることを考えた。緑を共有する事で街全体に面的な広がりを見せる可能性を示唆している。

建設地
埼玉県富士見市大字勝瀬 
敷地環境
郊外
構造
木造
階数
平屋建て
敷地面積
292.27㎡
建築面積
130.48㎡
延べ床面積
119.49㎡
工事費
家族構成
夫婦+子供1人
居住者の年齢
30代
設計者名(事務所名)
石井秀樹(石井秀樹建築設計事務所)

図面

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