[ 素材-008 ]
JI-TEI

素材ディテール部門

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敷地は旧国鉄団地として40年ほど前に分譲された土地で町並みは形成されています。場所は名古屋市ではありますがまだまだ緑が多く残ったところで、さまざまな鳥の鳴き声も聞こえ、もしかすると昔はこんな感じだったのだろうかと思ってします地域であります。
そんな場所にまさしく昔の日本建築のようなどこか懐かしい、それでいてモダンな瓦の家を作ることを計画しました。 屋根をムクらせてありますが木材にすると断面寸法が大きくなるので今回は鉄骨のH100×100をムクらせ使用しました。そのため軒を1.2m出しましたが破風寸法は150mmと小さめに出来たことで低い軒先がぼてっとボリュームが出ず、スッキリと納まったと思います。

LDKに設けた4間×1間の開口部は木製建具としました。隅柱は8寸角でこれに網戸レール・ロールスクリーンレールを仕込み、日常生活の中で煩わしいロールスクリーンの天井のロール部分や網戸の網を隠してしまいました。これで開けても閉めても全く違和感が無いようにできました。

今回基本的に屋根に樋を設置しませんでした。前面道路の反対側は現在林になっていて、秋から春にかけてものすごい量の落ち葉が舞います。近隣の住宅の樋を見てもみるみる落ち葉でいっぱいになるのでそのようにしました。そうなると雨水の処理をどうするかという問題があるので、下部に排水溝を設置しましたが、それをあえて一時的に貯まる様にし水盤になるようにしました。雨の日対策でしたが雨が水盤に落ちる様もなかなかよいものだと初めて知ることが出来ました。

LDKの眺め。
天井高さは2180mm、テーブルの高さは680mm、ソファの座面も低く設定し目線を下げて奥行きが出るようにしました。低い石デッキの向こうの庭と床面でつながっているような雰囲気に出来たのではないかと思います。

左側に見える3枚の格子戸は手前2枚が和室の建具で奥の一枚は玄関からの出入り口となります。格子戸にはガラスが中央に組み込まれ手前に太い格子、奥は細い格子で格子同士を互い違いにして透けるような印象となりました。

建設地
愛知県名古屋市 
敷地環境
住宅地
構造
木造
階数
地上2階建
敷地面積
248.94㎡
建築面積
127.01㎡
延べ床面積
152.10㎡
工事費
3000万円台
家族構成
夫婦+子供1人
居住者の年齢
40代
設計者名(事務所名)
宝角陽輔(宝角建築アトリエ)
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