[ ロングライフ-002 ]
カフェ・スイート 三期にわたるリノベーションで築35年の家を住み継ぐ

ロングライフ部門

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子育てに一段落し、若いころからの夢だったカフェをオープンしよう!と一念発起した主婦が、築20年以上経った自宅の一部をカフェにリノベーション。それが2001年のことでした。そして3年後の2004年には、居住部分もリノベーション。三つの個室に分かれていた二階部分を大きな収納空間と書斎と寝室とが一体となった広がりのある空間にリノベーション。このとき浴室と洗面所廻りと2階の物干しバルコニーも改修しました。さらにその4年後の2008年には、玄関と駐車スペースを含む外構も改修。3期にわたって少しづつ手を加えながら時間をかけてつくって行く際、連歌を重ねるように、すでにあるものからデザインの手がかりを得ながらその時々の課題に応えていきました。今は築39年を過ぎ、ご主人もフルタイムのお仕事を離れ、ゆったりとした時間を楽しむ家となりました。

リノベーション前は、大谷石を積んだ塀が、まるで町とのかかわりを拒絶するかのように建っていました。その塀を崩し、カフェへのアプローチ階段として再利用。街に開かれたオープンな庭と、人を迎えるアプローチ空間として再生しました。

天井を解体して見えてきた2階床の梁と根太をデザイン的に活かした空間。壁のボーダーはカフェスペースを一周するようにぐるっと囲っていて、ウイリアム・モリスのデザインした壁紙を使い、すでにお持ちだった英国アンティーク調の家具との調和した秩序感を意図しています。

第二期工事でリノベーションした2階の書斎コーナー。廊下もかねた細長い空間は、もともとの構造体を活かし、柱による空間の分節と、周辺環境への視線の抜けと近隣の緑の借景を生活に取り込むことが計算されています。

第三期工事で改修した玄関周りと、駐車スペース。シンボルツリーとなるトネリコの樹が、玄関扉を開けたとき、道行く人からの視線をガードするはたらきもしてくれます。玄関ポーチの階段、床も解体大谷石の再利用。エアコン室外機カバーも第三期工事で設置。

建設地
東京都調布市 
敷地環境
郊外
構造
木造在来工法
階数
2階
敷地面積
128.28㎡
建築面積
57.83㎡
延べ床面積
110.16㎡
工事費
非公開
家族構成
夫婦
居住者の年齢
60歳代
設計者名(事務所名)
安井正(クラフトサイエンス)

図面

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