[ 快適-003 ]
ドンコロの家

快適空間部門

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<6つの部屋と5つの庭>

夫婦、3匹の犬、1匹の猫のための家。建主から求められたのは、犬や猫が自由に動き回れる家にしたいということと、四方が田畑であり開放的な印象のある敷地の中で、農作業者からの視線に配慮した設計とすることであった。

まず、大きなボリュームの中に複数の庭を散りばめた。部屋と庭は対の関係で配置され、それぞれの庭には「見る、使う、光を入れる」といった性格を与えた。建物のエントランスから玄関は薄暗い通路、「光を入れる庭」を横目に建物へと入る。その先に見えるのは、壁に囲まれながらも光が差し込む「見る庭」。いつの間にか建物の中に入っていることに気がつけば、その先にあるリビングからは芝敷きの庭が広がり、開放感のある「使う庭」が現れる。

 

2つの庭に挟まれているダイニングは、それ自身も外部であるかのような場所である。そして、ダイニングを挟むように、リビングと対になっている寝室では、開口部の開放感を絞ることで、浴室や書斎の窓先同様に、他の性格をもった庭を「見る庭」へとシフトさせている。そして、アトリエは「光を入れる庭」を独占する、家から距離を置いた特別な場所である。

この家の「庭」には、さまざまな役割がある。5つの庭には、入れる庭と入れない庭がある。それでも空気が連続し、視線がつながることで部屋と庭が、ソトのようなナカのような空間へと広がっていく効果を狙っている。だけど、そんなのおかまいなしに、犬猫たちは部屋と庭のあちこちを、居心地の良い場所を求めながら、ゴロリンとしている。

建設地
兵庫県加西市 
敷地環境
田園地帯
構造
木造
階数
敷地面積
499.30㎡
建築面積
97.30㎡
延べ床面積
107.23㎡
工事費
-
家族構成
夫婦、犬3匹、猫1匹
居住者の年齢
30代
設計者名(事務所名)
シキナミカズヤ建築研究所+OUVI

図面

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