[ 間取り動線-005 ]
いきどまりのない家

間取りや動線部門

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家の中には行き止まりがなく、空間が機能的に連続しています。
そして、行き止まりがないことは空間的な広さを感じることにつながります。
玄関から、家族の収納、手洗い、洗面脱衣室からウォークインクローゼット、キッチン、パントリー、そしてガーデンリビングまでを、家のなかで必要な機能を持った部屋を全て一筆書きでつなげる動線としました。
各部屋や、トイレ、廊下の端など、どうしてもいきどまりになるところには、小さくても窓を設けました。道路側には窓をほとんど設けていませんが、家の中からは、自然に空間がつながり広がっていく家になっています。
このことによって、「数字ではわからない広さ」を確保しています。
部屋と部屋がつながり、動線が上手につながることで、家事の使いやすさだけではなく、家族間のプライベートと家の中でのつながりという相反する性質を両立することができました。

ダイニングとキッチン、リビングはそれぞれ家具や天井の高さの違いによって緩やかにつながり、しかし、しっかりと空間の違いがわかるように設計されています。
リビングの吹き抜けをより強調するために、ダイニングの天井高さは低めに抑えられています。低めの天井は、決して窮屈な高さではなく、ルイスポールセンのペンダントライトに照らされたテーブルが落ち着いた安心できる、ダイニング空間を作ります。リビングやダイニングから見える部分の食器・家電収納は、建物全体に使用している木材と揃えることで、家としての一体感を作り出しています。

左の写真は、洗面脱衣室から、家族のクローゼット、洗濯室までのつながりです。
右の写真は、洗濯室から、パントリー、ガーデンリビングまでのつながりです。
家のなかの裏動線にはどこも大きな収納を設けて、家族が日常的に必要なものはほとんど全て、キッチンを中心に「ひと回り」でアクセスできる間取りとなっています。

2階には吹き抜けを通して、家族の個室が並びます。
いつもお母さんがいるキッチンを中心に、子供達の帰宅から、ガーデンリビングでの遊びまで家全体、家族みんなの雰囲気がつかめるような設計となっています。

2階の廊下を端から見ると、各個室が吹き抜けとつながりながら、道路側の正面の窓が外につながり、行き止まり感を無くしています。この方法によって、家全体を大きくゆったりと見せることができます。
家の裏側に持って行きやすく、暗くなりがちな廊下をあえて家族が交わる明るい、コミュニケーションの場所にしました。

建設地
山梨県甲府市 
敷地環境
市街地
構造
木造
階数
2階建
敷地面積
200.50㎡
建築面積
83.43㎡
延べ床面積
130.18㎡
工事費
非公開
家族構成
夫婦・子供3人
居住者の年齢
30代
設計者名(事務所名)
杉田 有/スギタデザイン一級建築士事務所

図面

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