[ 環境-013 ]
Kariwa house

環境部門

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敷地は新潟県刈羽村の農村集落に位置します。すり鉢状に山と森に囲まれ谷伝いに集落が形成されています。敷地は小さな山麓環境であり、南に小さな山が空を隠す勢いでせり立ち、深い森が形成されています。美味しい米と、タヌキ、うさぎ、イノシシ、キツツキ、豊かな自然環境があります。水に恵まれ、冬の雪は深く、山の入り口に一家は祠を携え、旨い筍や森の幸を頂戴します。

敷地は不定形ながら、南に道路、北に山が位置し、幸いにも南北の視線の抜けとスペースが確保されていました。山の入り口には一家の守り神として祠が宿っています。ありのままに受け入れ、南北状に動線と視線を通すことを第一優先としており、同時に山の空気の流れも享受することが可能です。敷地には日本固有の「奥」が沈潜し、その山、森、自然に対する入門の棲家となります。

南側には1、2階それぞれに縁が設けられています(平面図参照)。夏場の日差しを遮るために施された中間的な領域でもあります。垂れ壁は斜め形状となり、室内からは高低をもって外部を切り取ります。

玄関から北側へ視線が通り、山の緑の恩恵を受けます。1Fでは玄関から順にLDK、サニタリー、デッキテラス、そして緑地の奥に祠が宿ります。参道としての動線が浮かび、豊かな緑を賞玩します。特に夏季には森の冷気を伴う新鮮空気が降り注ぎます。さながら北と南をつなぐ隧道の様相を呈します。

1階北側のサニタリーから南側をのぞみます。南北の動線と視線が確保さており、LDKとサニタリーは建具によって仕切ることができます。南側の奥にも山がせり立ち緑を借景します。

2階の廊下にて北側を望みます。2階の北側にはスキップフロアの中間地点に畳の間を設けています。緑の景色を楽しめると同時に夏季・中間季には、畳の間から入った森の新鮮空気は階段室と吹抜けを介して階下へ流れていきます。冬季には、暖房の輻射熱が吹抜けを介してアッパーレベルへ上昇していきます。

建設地
新潟県刈羽村 
敷地環境
農村集落 山麓地
構造
木造 
階数
2階建て
敷地面積
323.53㎡
建築面積
97.87㎡
延べ床面積
143.50㎡
工事費
ー 
家族構成
夫婦 子供1人
居住者の年齢
30代
設計者名(事務所名)
トクモト建築設計室

図面

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