[ 設備-008 ]
光と風が抜けるかたち

設備部門

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吹き抜けを持つと冬の寒さが気になるところですが、

逆に吹き抜けを利用して快適に過ごせるように考えて生まれた空間です。

「夏涼しく冬暖かく」設備投資をして年中一定の温度を保つこともできますが、誰もができることではありません。

そこで空気の流れをコントロールすることで四季を通じて快適に過ごすことができないかと考えて建物全体を装置にする提案をしました。

暑くなる理由は建物の中に直射日光が入るから、暑い空気が動かないから。

寒くなる理由は直射日光が入り難いから、気積が大きくて温めた空気が分散したり天井に逃げてしまうから。

これらを解決するために大きく2つ、「光のこと」、「熱のこと」を考えて設計しました。

1つ目の光をコントロールするために庇の出を調整して夏場は光が入り難く、冬場は奥まで光が届くようにしています。

 

また建物に奥行があっても光は反射しながら奥まで届いてきますが、暗がりを少なくするために、手すりを格子状にしています。この形は光だけでなく空気の流れも遮らないようになります。
格子を横向きにしているのは下から見上げても2階部分が見えないようになるような視覚的な効果があります。

2つ目の熱について、空気の流れができるように高低差換気が生まれるように窓を配置しています。また吹き抜けを利用して2階に空気溜まりができる部分を作り、暖まった空気を送風扇を利用して1階に流れるようにしています。
夏場は空気溜まりの窓を開放して熱気を逃がします。
気積を減らすために2階の天井は必要最小限に抑え、勾配をつけて空気溜まりに向かいやすいようにしています。

空気溜まりに集まった空気はダクトを使って備え付けの1階のTVボードの一部(格子状の部分)から吹き出すようになっています。

これらが合わさった空間は視覚的にも広がりのある空間を生み出しました。
色々なところに座る場所を設けていたので、抜け感を味わいながらどこに居ても楽しめる家になりました。

建設地
愛知県一宮市 
敷地環境
市街地
構造
木造
階数
2階
敷地面積
188.31㎡
建築面積
80.11㎡
延べ床面積
133.51㎡
工事費
家族構成
夫婦
居住者の年齢
30代
設計者名(事務所名)
髙橋 純也 (Ju Design 建築設計室)

図面

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