[ 設備-006 ]
通常エアコンの目立たない装置化

設備部門

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普通のエアコンを効きの良い場所に取り付けると、いかにも後から取って付けたという形で目立って見苦しくなります。埋め込みタイプの既成ガラリもありますが、壁の中に縁取りしたガラリが唐突で、却って目立たせていかにもという感じになります。今回の場合は、エアコンを最も効果的な場所で、その天井コーナーに取り付けた事例です。エアコンを、L型のガラリで覆って梁型の一部に組み込むようにデザインしたものです。木工時段階で、大工さんに最初から梁型を設けてボードを貼っといてもらえばそれほど費用高にはなりません。壁に組み込んで安易にガラリを付けると、吹き出す風がガラリのフレームに当たって、スムーズに吹き出せず、ショートサーキットを起こし、ガラリ内に吹き出した空気が籠り、温度センサーが作動して止まってしまいます。それへの対処から生まれた設備の装置化です。

 

中に取り付けるものは量販店で安く購入できるエアコンでかまいません。冷媒管とドレインは普通に横に這わせていくことができます。
ガラリは剣ラッチまたはマグネットキャッチで固定します。

ポイントはガラリがL型になっていて、エアコンから吹き出される風が丁度コーナー部分に当たり、ガラリを構成するフレームをそのコーナーからずらして設け、吹き出し角度が異なる暖房時も冷房時も風が当たらないようにすることです。これまでいくつかエアコン隠しのガラリをいくつか作ってきましたが、殆どの失敗はガラリのフレームに風が当たって、ショートサーキットを起こして止まり、エアコンが効かなくなることです。L型のガラリにしても建具屋さんはコーナーにフレームを設けたがります。すると風が当たってしまいます。夏の冷房時は水平に吹き、冬の暖房時には下に吹き、かつリターンンの風も十分戻ってくるような構造にします。

今回のケースは、エアコンが最も効く位置の、和室入口の鴨居上の下がり壁に設け、そこを梁型にして目障りでないようにしつもりです。

建設地
千葉県柏市 
敷地環境
市街地
構造
木造
階数
2階建
敷地面積
50坪
建築面積
25坪
延べ床面積
35坪
工事費
2800万円
家族構成
4人
居住者の年齢
50代
設計者名(事務所名)
藤原昭夫/(株)結設計
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