[ 外回り-002 ]
抜き文字表札


表札は一般的に壁に「付ける」もの。ここで提案する表札は「抜き文字」としての表札です。
和の内外観と連動させて、鎧壁の下地を作ります。
ステンレスのプレートと文字枠を設置し、吹き付けをした後に、文字枠を抜いて表札とします。
京都に存在する揚屋建築の中で、紅葉の跡が壁に美しく残っていたことにインスピレーションを得て設計しました。
既製品を付けない、そのお客様だけのオンリーワンとなる表札のあり方を探りました。

抜き文字の部分です。文字枠を最後に抜いて仕上げるため、文字が凹んだ状態になります。

鎧壁の段差です。段を付けることで、和のイメージと表情豊かな門柱にしています。天板には汚れが付きにくいようステンレスのプレートを載せています。

ポストやインターホンも袖壁の裏に隠すことで、道路側に綺麗な壁を残しています。
- 建設地
- 兵庫県神戸市
- 敷地環境
- 市街地
- 構造
- 木造
- 階数
- 2
- 敷地面積
- 165.21㎡
- 建築面積
- 63.50㎡
- 延べ床面積
- 124.94㎡
- 工事費
- 非公開
- 家族構成
- ご夫婦+子供2人
- 居住者の年齢
- 30代
- 設計者名(事務所名)
- 鈴木俊彦(SQOOL一級建築士事務所)


- 2015.11.14
- 外廻り