[ 外回り-008 ]
明るい北側の庭

外廻り部門

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住宅の北側の立面は小さい窓が並び、日影になっていてどこか寂しい印象があります。

住宅地ではなるべく採光を得ようとして南側を庭にするので、自然と隣家の北側が目に入ってしまうのが常です。

「あざみ野の家」では敷地周辺を見渡してみて南側に開くのではなく、北側の集合住宅の緑を向いて生活することを考えました。

集合住宅にとって南側の植栽は青々と茂り、住宅地とは思えない環境をつくり出していました。

北側の庭はどうしてもじめじめとした印象があるのですが、建物の自己日影を限りなく少なくして大きくスペースを開けることで影のない風の通り抜ける明るい庭が出来上がりました。

街並みに対しても隣家と庭を重ねることで大きな緑地スペースになるので大きく寄与していると思います。

この明るい北側の庭で新しい家族の生活が始まります。

室内から北側の庭を見たところです。
集合住宅の緑が見えますが、敷地に段差があるので住民と目は合いません。
北側の立面全面を開口部にする事で面積以上の広がりを生み出しています。

老夫婦の終の棲家として建てられた家なので平屋ですべての生活ができるようになっています。
左側は収納のボリューム、右側は水周りのボリュームになっています。
今後の家族の変化に対応できるように大きな空間を計画しました。

2階は予備スペースになっていて今後部屋になっても対応できます。現在は子供世帯が帰ってきたときのゲストスペースになっています。
温熱環境からも大きな空気層があるので夏の日差しのバッファーゾーンになったり、冬のダイレクトゲインの受入口になります。

建築面積は50㎡弱ですが上方に大きな広がりがあるので面積以上の広がりがあります。
構造の柱、梁を見せて芯壁にする事でよりフレキシブルに室内環境をアレンジできます。

建設地
神奈川県横浜市青葉区 
敷地環境
市街地
構造
木造+RC造
階数
2階建て
敷地面積
98.00㎡
建築面積
48.60㎡
延べ床面積
78.40㎡
工事費
-
家族構成
夫婦2人
居住者の年齢
70代
設計者名(事務所名)
白砂孝洋建築設計事務所

図面

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