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いなかそだちの家 ー土間とアトリエのある住宅ー  

いなかそだちの家01_丹羽

書棚とアトリエ風景

 

はじめまして、今年5月に入会させていただきました丹羽です。簡単な自己紹介です。生まれ育ったのは千葉県柏市。一卵性の双子。
成人して兄は革製品をつくる職人になり、弟の私は建築の道を選びました。双方とも28才の時に仕事を独立し、現在はお互いの住まいとアトリエが一体になった長屋をつくり、ひとつ屋根の下に8人でにぎやかに暮らしています。
何をするにも一緒・・・双子の宿命ですね・・・

 

昨年竣工した住宅を紹介いたします。敷地は300坪ほどあり、周囲には水田が広がっています。
そのような環境で育った建て主さんが望まれた家は飾らない、そしてどこか懐かしい、土間のある家でした。
(土間に台所があります。)
建築の専門家でもある建て主さんとの家づくりは、お互いが手を組み、議論を重ねながら二人三脚で設計作業が進んでいきました。

いなかそだちの家03_丹羽

切り取られた景色

素材も、空間も無駄をそぎ落としていくような作業。内部の床、壁や天井のほとんどは通常下地で使うようなベニヤ仕上げのままです。
無事工事が完了した後の内覧会には、地元にお住まいの方など大勢が見学にお越し下さいました。
その多くの感想は『アトリエからの眺めが最高ですね!』というもので、いつも見慣れているはずの田園風景が、窓で切り取られたことで一枚の絵のような印象深い景色に変わったことに驚きを隠せない様子でした。
改めて自分たちが住むこの土地のすばらしさに気づいてくださったのだと思い、とても嬉しく感じた瞬間でした。

 

建築DATA

1階床面積 : 50.77㎡(15.3坪)           〈家族構成〉
2階床面積 : 48.58㎡(14.7坪)            夫婦+子供2人
延べ床面積 : 99.35㎡(30.0坪)     
構   造 : 木造2階建て

[家づくりニュース2014年11月号掲載]