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トオリニワの家

今度はトオリニワの家を紹介します。またしても素人の写真なのでお許しください。
3月に竣工したばかりのもので、13日14日2日間オープンハウスを行ったものです。出来立てほやほやです。オープンハウスは13組18人ばかり集まり盛会でした。皆様本当にありがとうございました。

2 年ばかり前、始めてあった施主の印象がこの家のすべてを決めたと考えます。私の事務所にご夫婦でオートバイで乗りつけたこと、話の内容、話し方それらがプランをまとめる上でキーポイントになりました。敷地を見たときのインスピレーションも最後まで持続することになりました。つまりこの家のタイトルトオリニワのある家はここで決まりました。

土足のまま裏庭にいけることは海が好きな湘南の方にとっては便利と今も思います。そしてこの家の特徴はなんと言ってもトオリニワ沿いに地窓を設けていることです。いつも足元が見られているという感覚あるいは心理状態は建てぬしもちろんのこと訪問者にとっても刺激的と考えてます。建物が浮いた玄関の庇から始まり家に入るまでの映像効果はあると考えます。

ここ地窓沿いのガーデニングは施主が自分で行うようですが、ぜひ思い思いにしてほしいと思います。
トオリニワは下足入がありません。すべて踏み込みの上がり框の下をその置き場と考えています。約20足が並列に入ります。しかし設計中やはりこれだけでは足りないと考えられ、最終的には地窓の上全部を収納壁として使っています。
トオリニワに面して廊下があり先は12畳の和室が客を迎えてくれます。この和室は2部屋に分けることができるようになっています。畳廊下を介して奥の間に入れます。当初この部屋はフローリングで考えていましたが、施主の要望を聞くうえで、そして家のしつらえとして、1階は和的空間2階はモダン空間という図式でいくことにしました。ここでちょっと予断ですが私は学生の頃、堀口捨巳の建築が好きでした。彼の設計した家の中で岡田邸にものすごく興味を引かれたことを思い出します。1枚の壁を介して一方が和の空間一方がモダン空間ということを表現しています。どちらも捨てられない状況を素直にアンビバレントな形で表現しています。話を戻して言えばトオリニワという日本の町屋が持っている言語に組みやすい和のテーストで1階をまとめるのが素直な考えと考えました。
一方2階はモダンに徹しました。2階は天井高3.6メートルでロフトがオープンな形で付いています。ロフトからは桜山の山並みが一望できます。桜のシーズンは見事な山桜が咲くと聞いています。