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稲毛の家

撮影 : 西川 公朗

稲毛の家_写真1_高野

玄関土間越しにタタミルームを見る。右手引戸が床下収納入口。


サッカー大好き少年と若いご夫婦の住まいです。

 

最初の設計をスタートしたのが今から8年前でした、いくつかのハードルを越えやっと実施設計が完了、これからという時に突然ご主人の転勤が決まり、しかも遠方のため家族皆で行く事に。
残念ながら計画は頓挫しました。

 

そしてその記憶も薄れかけた5年後に、ご家族が稲毛に戻ることが決定。
ある日突然なんの前触れも無く、設計の再依頼のメールをいただきプロジェクトが復活!!
ご家族の家づくりの夢は、転勤先での5年間の生活経験と子供の成長とともに、いろいろと変化していました。
僕としても自分の5年前の仕事からはじめるより、新たな気持ちでもう一度プランを出してみたいと考え、一度白紙に戻して0からの設計を試みました。

稲毛の家_写真2_高野

絞られた開口から、外の気配を取り込む。砂漆喰仕上げの壁・天井が優しい光と影をつくる。

 

 

5年間のブランクを経て実施案となった住まいは、一階に土間と和の庭とつながるタタミルームをつくり水回りやバスコートをまとめました。
半階上がってウッドデッキやバスコートとも視線がつながるLDKをつくり、更に半階上がったところに寝室とウォークインクロゼットと書斎を配して、さらに数段スキップしてキッチンの真上に子供部屋があります。
LDKの床下は、何でも入る全面大収納空間になっています。
室内のどこにいても家族が集まるLDKと気配がつながり、敷地内のささやかな緑を楽しむコンパクトながらも、柔らかな光に満たされた住まいになりました。

 

建築DATA

1階床面積 : 54.48㎡(16.48坪)           〈家族構成〉
2階床面積 : 40.21㎡(12.16坪)            夫婦+子供1人
延べ床面積 : 94.69㎡(28.65坪)     
構   造 : 木造2階建て

[家づくりニュース2014年12月号掲載]