テーマ:【 雨水 】

水もしたたるいい建築

水もしたたるいい建築_根來

雨によって輝きを増す芝生、瓦、砂利、深岩石

お引き渡し前に雨が降ると、チャンス!とばかりに現場に足を運びます。
晴れ間の時に現場に行くのは気分も良いのですが、雨の日に行って、水のしたたり具合を確認することも大切なのです。
こちらの住宅の周辺環境は、市街化調整区域ということもあり、畑や樹木が多く、樋を付けても直ぐに葉っぱが詰まってしまいます。ですので、樋は設けず、雨水は軒先から垂れ流しにしています。
軒先の納まりやデザインも大切なのですが、足元の設計も大切。雨水を浸透させることと、水跳ね対策を目的として砂利を敷いています。屋根の入隅は雨水が集中するので、水は勢いよく放物線を描いて落ちます。その部分の砂利スペースは、より大きくするなどの配慮も必要です。放物線の足元に水瓶を置くと、なお雰囲気が良くなりそうですね。
芝生は植えたばかりで未だ根付いておりませんが、雨は自然の恵みとなり、その後は青々と茂ることと思います。昔は、雨の日はジメジメして好きではなかったのですが、近年は、植物が活き活きとした表情を見せるので、結構好きです。
四季があるのと同様、雨の景色も日本的な魅力なのだと思います。

 

我思うに、晴れ間に映える建築も良いのですが、雨の似合う建築って良いですね。
そんな建築を目指したいと思っている今日この頃です。

 

[家づくりニュース2016年6月号掲載]