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屋上庭園のつくり方

屋上庭園①木造では難しいのですが、鉄筋コンクリート造で家をつくると屋根の上に屋上庭園をつくることができます。単なる舗装ではなく、土を入れて植栽をする屋上のことです。昨今は環境問題や省エネを家づくりの際に大切にする方が多いようです。そのための素材や機器選びも大切ですが、私はこの屋上庭園もよく勧めています。

屋上に土と植物があると、暑い日射による熱が室内に達するのを和らげ(断熱)、緑の蒸散作用は周辺の気温を下げます(微気候の調節)。そして何よりも自然を身近に感じられることは、毎日の暮らしに気づきや楽しみといった彩りを添えてくれます。春の新緑、夏の夕暮れ、秋の紅葉、冬の雪景色。そして屋上は陽当たりが良く湿気も少ないですから、野菜の成育にも最適です。(もちろん、鳥害や水やり不足には注意!)環境にも良し、見ても良し、食べても良しなのです。

屋上庭園で植物を育てるには保水と排水、そして防水の信頼性が大切ですので、メーカーで実績のある部材を使います。そしてその設計で大切なのは、気軽に行けるようにすること。ふと思い立った時にハーブを採りに行ったり、夕焼けを見ながらビールを飲んだり、ちょっとしたことが気兼ねなくできるように動線を計画します。なんだか食べることばかり書いていますが、このようなさりげないことが暮らしの豊かさにつながると思います。

そして、同じ面積で地上に庭をつくる(=その広さの土地を購入する)よりも屋上庭園のコストは断然安いのです!

屋上庭園②

[家づくりニュース2013年4月号_掲載]