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山に行って

「木の家」が欲しい!という建て主には、先ず山に行って伐採を見学して、出来ればその木を使って家づくりする事をお勧めします。

「木の家」と一言で言っても、何が木の家なのか分からないものです。地球温暖化の一因とも言われる二酸化炭素を抑えることから、健康な暮らし、そして自然環境の保護まで、全てに貢献する木材利用ですが、世間一般に「木の家」は合板でも、床板だけでも、ちょっと怪しい木でも、家の中に木が使われていれば「木の家」と言われています。これで良いのでしょうか?

山に行って_松澤山に行って_松澤山に行って_松澤世界中どこに行っても住宅には木がたくさん使われています。日本の家もかつてはそうでした。なぜ?木の家が減ってしまい、今のような家づくりになってしまったのでしょう。最近は言われなくなりましたが、軽薄短小という言葉を聞いた事があると思います。日本の技術を言った言葉でした。そんな時代に住宅も生産の合理化が進み、早く安くきれいな家になって来ました。その過程で「住む・暮らす」「快適・健康」「長持ち・手入れ」「環境共生・自然素材」「心地よさ・肌触り」その様な事を家づくりで考えなくなってしまいました。「団欒」や「家族のつながり」なども消えて行ったように感じます。

きっかけはどうであったにせよ、最近、少しずつ家の大切さを皆が思いだして来たように感じます。シックハウス騒動から自然素材の中心選手である木と漆喰の家が見直され、外材から国産材へ関心が移って参りました。でも、本当の木の家を手に入れたかったら、山に行ってみて下さい。ヒントがきっと見つかります。

[家づくりニュース2013年5月号_掲載]