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本物でなくても?

建材産業の発展のおかげで建物は既製品、半既製品を組み合わせてプラモデルのように作れる時代です。
ユニットバス、キッチン、サッシ、設備器具等の機械的構造的製品は、システム化された品種体系や性能向上によって使わざるを得ない状況でしょう。
また、仕上げ材料には本物に見える疑似的製品があります。
主に塩ビや紙で出来ている仕上げ材、貼りものが多いのですが、最近はタイルでさえも表面が印刷されたものになってきました。
木に見える、石にみえる、アンティーク調加工されてるものもあり、その印刷技術の発達ぶりには驚くばかりです。
ちょっと見にはほとんど見分けがつきません。
大理石やフローリングだと思っていたらタイルだったというくらいです。

 

HowTo_久保木

人工芝と樹脂木材

設計者は本物にこだわりがあると思います。
また、出来る限りのものをデザインしたい。
かくいう私もその一人ですが、最近の既製品の質は素晴らしくなりました。
ただ、それらを取っ替え引っ替え使っただけでは味気ないものになってしまいますので、上手く使い分けたいものです。

 

ところでそんな中でも毛足の長い人工芝は、枯れ芝まで表現されていてこれまた本物そっくり。
水分も通してくれるものもあります。
大理石にしても芝にしても外部に使う場合、それ相応のお手入れをしてあげないと、草が生えたり枯れたり汚れたり手間がかかりますが、お世話好きでない方なら本物の代わりには十分なりそうです。
自然の成り行きの風情には耐えられませんが、ちょっとした雰囲気づくりにはかなり有効と思っております。

 

[家づくりニュース2014年8月号掲載]