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[ 空間-003 ]
「中海岸のコートハウス」ー立体的に配置された庭が緩やかに繋がる二世帯住宅

空間構成部門

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市街地に建つコートハウス型の二世帯住宅です。周辺は建て込み、背の高い建物が見下ろします。このような立地でも、周囲からの視線を気にすることなく明るく開放的で緑とつながって暮らすことができるのが、コートハウスの魅力です。

各世帯は階で分かち、玄関は別々です。ただし、お互いの気配が感じられずに暮らすよりは、それとなく感じられる方が共に暮らすことの意味があるというもの。そこで、箱状の外形の中に各戸専用の中庭や共用の屋上庭園を内包しました。立体的に連続する庭は、穏やかな距離感で世帯をつなぐ緩衝地帯となります。緑を共に楽しみながら、コートハウスならではの明るく開放的な暮らしが営まれます。

上の写真は立体的につながる庭を見下ろしたもの。
中央が1階(親世帯)の中庭、右が2階(子世帯)の屋上庭園、そして左が共用の屋上庭園です。

美しく植栽をされた住まいは、暮らしを彩るだけでなく街の風景にも潤いをもたらすでしょう。

〜1階リビング・中庭(親世帯)〜
親世帯は中庭をコの字に囲む1階です。メインツリーは樹形の美しい株立ちのヒメシャラ。コートハウスでは中庭のまわりに部屋が配置され、常にその景色を目にしながら日々の暮らしが営まれます。内と外がひとつながりになり、木漏れ日や葉のざわめき、鮮やかな新緑や紅葉を身近に感じる生活が展開します。

〜2階書斎・屋上庭園(子世帯)〜
2階の子世帯には1階の中庭に面した屋上庭園があります。室内から景色を眺められるとともに、そこに佇んでゆったりと過ごすことも出来ます。中庭を見下ろすことができ、3階の屋上庭園も見えます。道路からもその植栽が垣間見えるので、春には藤棚が街に彩りを添えるでしょう。

〜2階LDK(子世帯)〜
2階は地面から離れてしまうため緑ある風景を享受しにくいのですが、ここでは中庭のメインツリーの樹冠越しに向こうの屋上庭園が見え、緑ある風景が重層します。

〜断面パース〜
1階の中庭、2階の屋上庭園、3階の屋上庭園と立体的に庭がつながる様子が分かるでしょうか。
敷地いっぱいに建つ住宅ですが、植栽された外部空間を立体的に配置することで、緑あふれる快適な住宅になっています。

建設地
神奈川県 
敷地環境
市街地
構造
鉄筋コンクリート造
階数
3階建て
敷地面積
186.84㎡
建築面積
112.04㎡
延べ床面積
201.58㎡
工事費
6000万円台
家族構成
親世帯/夫婦+犬 子世帯/夫婦+子供
居住者の年齢
60代 30代
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