[ まちなみ-010 ]
庭から街へとつながる家

まちなみ部門

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なだらかな南斜面の丘を切り開き、石積みで土留めされた分譲地に建つ四人家族の家である。周囲には家が建ち並んでいるが南東方向に公園があり、さらに遠方を見通せる敷地であった。街並みへの配慮から平屋で考え、居間棟は公園に向かって開き寝室棟は南に接する隣家を隠すように角度をつけて書斎を兼ねた廊下でつなぐよう配置した。囲われるようにできた大小二つの庭は室内を移動する度に違った表情を見せ、植えられた樹木が四季の変化を感じさせてくれる。

居間棟は太陽熱を集めて暖房するために南に傾斜した片流れの屋根を架け、上部は小屋裏部屋として利用している。南側にある寝室棟は道路から見上げるような高さにあるため、同じかたちで間口と階高をスケールダウンさせ低く抑えている。庭へ新しく植えられた樹々とダークグレーの外壁は年月と共に石積みになじんでいき、路行く人に潤いを与えてくれると思う。

庭からみた居間棟。一年半経った今では緑がさらに濃くなっている。

居間と食堂は庭につながり、東南方向へと眺望が開ける。

開けている東南方向からの外観。二棟の間に庭を挟み、寝室棟は高さを低く抑えている。

居間棟と寝室棟を繋ぐ書斎からは、二つの庭を眺められる。

建設地
千葉県佐倉市 
敷地環境
郊外の住宅地
構造
木造在来工法
階数
平屋
敷地面積
307.8㎡
建築面積
117.80㎡
延べ床面積
112.78㎡
工事費
2,700万円
家族構成
夫婦+子供二人
居住者の年齢
40代
設計者名(事務所名)
松原 正明(松原正明建築設計室)

図面

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