[ まちなみ-002 ]
ORIGAMI

まちなみ部門

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周囲に山並みが残るこの集落には、丸石の石垣が多くある。計画地にも祖父の代に造られた石垣があった。

石垣を残し、まちなみと両親、祖父母の記憶を受け継ぎながら、若い夫婦がこの地に戻って暮らすにあたって、折紙の様に屋根を折り、大らかに二人の暮らしを包みこむことを考えた。

屋根を折りたたんで大地にそっと置くように考えた家は、テントにも似た雰囲気を醸し出し、山並みに馴染む。

ORIGAMI 屋根は地面と寄り添いながら大らかな空間を作り出す。

ORIGAMI 屋根は大庇としても機能し、雨の日にも窓が開けたいという要望にも応え、プライバシーを守る目隠し壁、屋根の水平力を地面にまで伝える耐震壁としても機能し、家族を守っていく。

石垣に添ってアプローチしていくと建物の見え方も変化していく。

「懐かしさ」と、「斬新さ」が共存しているORIGAMI は、シェルターとして家族を守りながら、田舎の街並みのアイコンとなり、家族と街並みにとっての新しい記憶となっていく。

祖父の代に造られた石垣を残し、記憶を受け継ぎながら、「開く」「閉じる」の構成を持つORIGAMI屋根を配置した。左の道は両親・祖父母の家へだけのアプローチとなっており、南に開いてもプライバシーは守られる。

ORIGAMI屋根に包み込まれたウッドデッキテラス。

ORIGAMI屋根が風景を切り取り、大らかに家族の暮らしを包み込む。

石垣が残る隣家や背景の緑にも溶け込むORIGAMI。

建設地
三重県桑名市 
敷地環境
林野地
構造
木造軸組構造
階数
2階
敷地面積
251.01㎡
建築面積
111.93㎡
延べ床面積
146.63㎡
工事費
3,500万円
家族構成
夫婦
居住者の年齢
30代
設計者名(事務所名)
田中 義彰(TSCアーキテクツ)

図面

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