[ 生活-004 ]
町屋の住居

生活提案部門

FavoriteLoadingお気に入り保存

自然が大好きな家族のために、敷地の約4分の1を自然観あふれる庭にして、土間を通り、玄関から直接、庭に出ることが出来る住宅をつくることにしました。

1階にブナの木と山野草がたくさん植えられた、広めの庭と3階のジュンベリーが植えられた花壇のあるテラス、そしてスカイツリーが、良く見える野菜畑がある屋上デッキをつくりました。

北側の道路側にも、設計の初期に、あらかじめ植栽スペースを確保して、道行く人に楽しんでいただくことを考えました。

この住宅は下町の密集地に建っています。防犯上の考慮とプライバシーの確保の点から、道路側を少し、クローズな感じにしています。3階建ての二世帯住宅で、親世帯と娘夫婦世帯の一家7人で暮らしています。昔から下町に生まれ育ち、暮らしてきた家族が、新たな家をどのようにつくるかを、みんなで考え、これからの老後や障害のある娘さんが暮らしています。60代に入った夫婦が、孫たちを未来につなぐことを夢見た家づくりです。

撮影:スパイラル 小林浩志

 

庭と一体になった室内。木製のガラス戸、網戸、障子は全て、左側の壁に引き込んでいます。
右手前方に見えるあずまやは、雨宿りのスペースで、椅子を出して、くつろぐことが出来る。
また正面の塀は、前面の他の住宅の壁面のみを開口している。他の部分は、風抜き縦ルーバーとしている。
左手に見える樹木は、ブナの木。
壁は漆喰塗り。
撮影:スパイラル小林浩志

1階開口を外から見る。1階の建具は全て木製。
正面に見える樹木は、ブナの木。
下草は、富士山麓近くの樹林の緑を下町で再成することを目指して造園した。
撮影:スパイラル小林浩志

庭から中庭を見上げる。
3階にも花壇があり、ジュンベリーが植わっている。
屋根には、太陽光発電のソーラーパネルが設置され、使用電力の8割をまかなっている。
撮影:スパイラル小林浩志

北側外観。
玄関には、老後のことと、障害者の娘さんのことを考え、スロープがついている。
右手縦格子は、車庫。
右手モミジ奥は、賃貸住居の入口(一戸のみあり)。
二階の右手前出窓は、浴室出窓。
中央部の出窓は、台所の出窓。ルーバーは、網戸兼用。
上部川の字の窓は、ピアノレッスンルーム。

植栽は、一番奥から、ソヨゴ(常緑)、中央部にヒメシャラ(落葉)、その下部は、ドウダンツツジ、一番手前(右下)は、ヤマモミジを植栽している。
撮影:スパイラル小林浩志

建設地
東京都荒川区 
敷地環境
住宅街
構造
壁式鉄筋コンクリート造
階数
地上3階建
敷地面積
161.32㎡
建築面積
91.24㎡
延べ床面積
235.23㎡
工事費
-
家族構成
夫婦、娘、娘夫婦、子供2人
居住者の年齢
-
設計者名(事務所名)
川口 通正(川口通正建築研究所)
FavoriteLoadingお気に入り保存