[ リノベーション-010 ]
レンガ倉庫の隠れ家

リノベーション部門

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われわれはこの住宅を、愛着を込めて「隠れ家」と呼んでいます。

今回計画した新しい空間は、趣あるレンガ倉庫の中に居場所を見つけました。このレンガ倉庫の歴史は戦時中にまで遡ります。もともとは燃料の備蓄倉庫として使用されていましたが、後に建主のお父上の仕事場として機能していました。古いレンガ倉庫は歴史的にも貴重な存在であり、現代において当時と同様の手法での建築は適えられないことから、「残すべき」だと考えました。幸い建主の意向にも合致し、この「隠れ家」は具現化されることになりました。このレンガ倉庫の持つ独特の魅力を削ぐことなく次の役割を担えるあり方を熟考してきたことで、レンガ倉庫の隠れ家は誕生し、時を継承することができました。

この「隠れ家」は、6本の鉄骨柱で建物を支えており、その全面をガラス張りにしています。建物内部はLDK・和室・サニタリーで構成しており、外周部には通路を巡らし自由に行き来することができます。

この通路は「屋内」ではありますが、「屋外」を感じさせる曖昧な空間となっています。

通路沿いには比較的日陰に耐性のある植栽を施し、その生育を建主と共に観察しています。

内外が曖昧な空間では季節の鉢物や切り花などをあしらうことが可能であり、楽しみ方の幅も広がります。

建設地
広島県 三原市 
敷地環境
市街地
構造
鉄骨造
階数
地上1階建て
敷地面積
392.02㎡
建築面積
113.12㎡
延べ床面積
113.12㎡
工事費
非公開
家族構成
夫婦2人+子供2人
居住者の年齢
非公開
設計者名(事務所名)
河口 佳介(河口佳介+K2-DESIGN)
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