[ 作り方-007 ]
mutari  〜家族の気配を感じる家〜

作り方部門

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このプロジェクトは、六人「むたり」の家族が住む住宅です。クライアントは、“フルリノベーションを行う計画”と “積極的に作業に参加したい”とのことで中古の住宅を購入されました。まず、2階の西側は、高台になっており、とても視界が抜けていたので、リビングスペースを2階に計画しています。また、六人が暮らすには、少し小さな住宅であるため、少しでも広がりを感じるように、天井は貼らずに既存梁を現しています。天井高さを確保しつつ、費用の削減への配慮も心がけました。床の一部が透明になっており、2階にいても1階にいるこども達とコミュニケーションをとることができます。内部の塗装、その他の簡単な作業は、クライアントの参加により、楽しみながら完成した住宅です。

内部の壁は、主に木毛セメント板を使用しています。クライアントが塗装することで、ローコストに仕上がりました。同時にご主人は、内部の床、外部の木張りの塀にも塗装を行い、また柱にはヤスリで磨き上げるなどの自ら作業を行ったことで、より一層この住宅に愛着が涌いたようです。

2階のリビングには、長いベンチを設けています。ベンチの下は収納スペースとしても使えるようにしています。こども達は、それぞれ自分の位置を決めたり、寝転んだり、机にしたり…各々の使い方を見つけているようです。

寝室のラワン合板の壁もクライアント自ら塗装しています。3畳ほどで決して広くはありませんが、こじんまりしたスペースがかえって居心地の良い空間となりました。

1階のこども室は、2段ベッドと4人のこども達が並んで勉強できるよう4.5mの大きな学習机を設けています。天井は一部、透明になっており、2階のトップライトからの光が降り注ぎ、明るい環境です。

建設地
兵庫県神戸市 
敷地環境
住宅地
構造
木造
階数
2階建て
敷地面積
103.05㎡
建築面積
40.50㎡
延べ床面積
79.38㎡
工事費
非公開
家族構成
夫婦+こども4人
居住者の年齢
30代
設計者名(事務所名)
石上 芳弘(YIA イシウエヨシヒロ建築設計事務所)
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